岐阜・愛知のオルタナティブスクール

共育オアシスあいぎふ自由学校

あやちゃん先生こと高崎文子です。

 

私たちのスクールは

元々不登校の子どもたちと私たちスタッフの居場所から始まりました。

今、不登校経験のある小中学生を中心とした

フリースクールコースが主となっています。

来年度は、オルタナティブスクールとして

小学校低学年からスタートする

STEAMコースを開校予定です。

 

ところで

私たちは

採算がとれていません。

多くのフリースクールは

同じようにお金の問題で悩んでいます。

 

以前よりもフリースクールという存在が認知されるようになり

活動しやすくなりましたし

情報もオープンになってきました。

 

でも、何故、多くのスクールでは採算が取れていないんでしょう?

 

いくつかの原因はあるのですが

そのうちの1つが

そもそも私たちのようなフリースクールに来られる状態のお子さんが少ないこと。

そして、学校へ行かなくてもスクールで友達と過ごしてくれれば良いと思える親御さんが少ないこと

があります。

 

私も、実はそこが盲点でした。

 

今、次男君が中3になり

もう何の心配もいらなくなり

そして、スクールの将来も客観的に見るようになって

気づいたのです。

 

息子が不登校になった時

息子はどこかフリースクールに行くことができただろうか?

自分は、お金を払ってどこかに通わせようと思っただろうか?

振り返ると、答えはNOなのです。

 

あの時

既に某スクールの活動を手伝っていたにも関わらず

息子に対しては毎朝のように

「何で学校へ行けないの?」と言っていました。

いや、そんな生易しい言葉じゃない・・・

「行けや、こら」ぐらいの暴言も吐いた。

ランドセルを玄関から放り出して

首根っこ捕まえて学校へ行かせようとしたこともありました。

 

それが

初めてそのような場面に遭遇した親が

とってしまう行動なのだということは

今まで出会ってきた不登校の子のお母さんの「あるある」話として

共感しあうことでした。

 

うちはたまたま

私の活動の場に一緒についてきた。

それがスタートだったから

スクールの生徒として存在していた。

 

その間も自分も不安になることもあったし

気持ちがぶれることもありました。

 

今、中3まで育った次男君の姿があるからこそ

こうして「大丈夫」って胸を張って言えるようになっただけなんです。

 

ということは、ですよ

現在渦中にある本人、そして親御さんのことを考えると

もっともっとトンネルの中なんですよね。

 

スクールに通ってくれている子たち

そしてそのお母さんたちは

葛藤の先

最初の1歩を乗り越えた先として

スクールに来られているんです。

 

不登校の最初の1歩に

実は分かれ道がある。

 

先日の大学の先生の講演にもあったのですが

負のループに苦しんでしまうご家庭もあれば

明るい未来を歩んでいる人たちもいる。

 

その初期段階につながれる場所

情報がある場所

それがとても必要なんです。

 

フリースクールだけをやっていては

解決にならない

根深い課題があるんですね。

 

ということで

私たちはそこに着手することにしました。

 

勉強会を開催します。

 

今だから客観的に見えること

今だから語れることがある。

それを伝えていくのが私の役目でもあるんじゃないかと思うのです。

 

勉強会についてはこちらから

 


ちなみに、スクールの最近の様子は


素敵な時間を送っています。