こんにちは、あやちゃん先生こと高崎文子です。
私は息子の不登校をきっかけに、息子やその仲間たちのためにフリースクールを立ち上げました。また、学習塾の講師としても活動しています。この8年間で、不登校の子、学校に通っている子、そしてその保護者さまたちと数多く出会い、サポートしてきました。
そんな経験を通じて、8年前の私の親としての価値観は、今ではまるで違ったものに変わっています。
不登校のお子さまを持つ親御さんが最も多く抱える悩みのひとつが、進路や学習の問題です。
「このままで大丈夫?」親としての不安とは
不登校が続くと、次のような不安に襲われることはありませんか?
不登校のお子さまを持つ親御さんから、こんな声をよく聞きます。
- 不登校のままだと勉強が遅れてしまうのでは?
- 中学卒業後に進む場所がなく、取り残されてしまうのでは?
- そうなると就職なんてできないのでは?
こうした不安が募り、「不登校って、もう人生終わったようなものじゃないか」と考えてしまう方も多いのです。
でも、ここでハッキリと言わせてください。
そんなことはありません!
今、私たち親世代が子どもだった頃とは、社会の在り方が大きく変わっているのです。
「今の時代、不登校は全く人生の終わりではない!」
社会はこんなに変化しています!
変化①:進路選択肢の拡大
- 不登校でも受験可能な高校が増えています!
- 公立高校も含め、不登校経験者を受け入れる学校が増加。
- 通信制高校、特性に応じたスペシャルニーズ対応型高校も選べる時代です。
変化②:働き方の多様化
- 就職だけが人生のゴールではなくなっています。
- 個人で契約して仕事を請け負う。
- プロジェクトごとに関わるフリーランス。
- アルバイトから正社員へステップアップ。
- 在宅ワークやリモートでの仕事など。
- さらに、特性に合った教育や職場環境を提供する企業も増えています。
変化③:知識偏重型社会の崩壊
- ITの進化により、「知識がある=仕事ができる」という図式は崩れています。
- 新しいスキルや柔軟な考え方が求められる時代になりました。
変化④:不登校への理解が進んでいる
- 不登校の人数増加と社会の意識改革により、かつてのような「不登校=悪い」という偏見は薄れています。
- 社会に出たとき、誰かが「中学まで不登校だったか」を問題視することはほとんどありません。
親として大切なのは「古い価値観」を見直すこと
私たち親世代が持っている価値基準は、今の時代には合わないことがあります。それでも、「昔のままの基準で人を批判する」方もまだいらっしゃいますが、その一方で多様性を認める人々がどんどん増えています。
あと5年、10年経てば、子どもたちが社会で活躍する頃には、今よりもさらに柔軟で多様な価値観が当たり前になっているはずです、
もしお子さんの将来を案じて不安で眠れない夜を過ごしているのなら、まずはご自身の価値観を振り返ってみてください。
- 「自分の考えは、古いのかもしれない」と認識すること。
- そして、現在の教育や社会について新しい情報を集めること。
それが、お子さまの将来を明るくする第一歩になるはずです。
不安を解消するために、親としてできること
お子さんの将来を案じる気持ちは、親として当然のことです。でも、その不安に飲み込まれてしまうと、お子さんの本来の力を信じられなくなってしまうかもしれません。
まずは、次のことを試してみてください。
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現在の社会について知る
- 「通信制高校 不登校」「不登校 進路」などで検索し、情報を集めましょう。
- 教育委員会などが主催するセミナーに積極的に参加してみる
- 不登校のサポートに強い学習塾やフリースクールなどに問い合わせるのもおすすめです。
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お子さんの個性や強みに目を向ける
- 今できていないことではなく、できることや得意なことを見つけてみましょう。
- 今できていないことではなく、できることや得意なことを見つけてみましょう。
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信頼できる人に相談する
- 一人で抱え込まず、専門家やすでに社会に出て活躍している不登校の先輩と話してみると、不安が軽くなることがあります。
次回の金曜ブログでは、具体的な進路選択について詳しくお話しします。
「中学卒業後にどんな道があるのか」を知ることで、さらに希望が広がるはずです!
不登校は、決して人生の終わりではありません。
むしろ、新しい世界の扉が開いた瞬間です。
お子さんが持つ無限の可能性を信じて、一歩ずつ未来を描いていきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
これからもお子さんの成長をサポートする情報を定期発信していきますので、是非読者登録してお楽しみくださいませ。