業務用のガチャポンはどれも基本的に
硬質の樹脂で、できています。
(中にはドラムが金属製なものもあるにはあります)
コインを識別する所が金属製だったり
コインソーターを使ったりと機種によって
異なります。
それを手動で機械的に動かす事で
カプセルを排出しています。
そんなガチャポンですが
今は個人でイベントやサークルなどに
使うために持っていたり
企業や団体が自社グッズを販売したり
販促活動のために持っていたりする事が
かなり多いです。
そして感覚的に買ったら、それで大丈夫と
思ってる方が多いのも現実です。
新品の時はそれで大丈夫かもしれませんが
回すのは他人なので思い通りには行きません。
整備しないと壊れていきます。
KALZAに修理でやってくるガチャポンの
ほとんどが油切れを起こしていて
点検すると、ハンドルが硬かったり
動きがギコチなかったりと、突っかかり
易い状態である事が、かなり多いです。
ここは、無料点検の範囲なので
KALZAに修理出した時には整備されます。
油切れをKALZAが気にする理由は摩擦です。
例えば下の絵のように
上部の樹脂と下部の樹脂とがあるとします。
最初に説明したように接地する面が
多ければ多いだけ摩擦が起こります。
(上と下の接点が多く、擦れていく)
摩擦によって傷がつき、すり減ります。
そして段々硬い動きになっていきます。
そのまま使い続けていくと、回しにくくなったり
動きが重くなっていき不具合が起きやすくなります。
そうならないためにも、定期的に摩擦が
起こりそうな場所に油を塗って対策しておくのです。
これが、KALZAの言ってる注油です。
(水色が油のイメージ
上と下の樹脂の間に油があるため
接点が少なくなり摩擦を軽減できる)
例えばギア類ですね。
ギア同士やギアと軸とが
接触しますので、この辺りには
油を塗っておきましょう。
回転するドラムも摩擦は大きいので
油をちょっとだけ塗っておくと
回転かなりスムーズになります。
(塗るのは、ほんのちょっとだけでいいです)
空調や雨に晒されると乾いたり流されたりして
油は早く切れますので、ご注意を。
絶対、油なんか注してはいけないのは
硬貨投入口やコイン識別器(コインメックやコインソーター)です。
中でコインが油に、くっついてしまったり
コインが正しく識別されなくなったりします。
修理に出した際の無料点検では
この辺りもチェックしています。
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