バズ・ライトイヤー (日本語吹替版) | ヤンジージャンプ・フェスティバル

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もはや完全に停滞している、映画の感想文ブログ。

今回は8月に鑑賞したこちらの感想を、とっくにDVD、Blu-rayも発売されているようなタイミングで更新。

 

これまで何度も言っている通り、僕は無類のピクサー好きなので、公開されるのをそれなりに楽しみにしていた作品でした。

 

 

 

 

【あらすじ】
ピクサー・アニメーション・スタジオの代表作「トイ・ストーリー」シリーズに登場した、おもちゃのバズのルーツが明らかにされる長編アニメーション。「トイ・ストーリー」シリーズを通して活躍したおもちゃのバズは、持ち主アンディの大好きな映画の主人公であるスペース・レンジャーのバズ・ライトイヤーがモデルになっており、本作ではそのアンディが大好きだったいう映画の物語が描かれる。

バズ・ライトイヤーは有能なスペース・レンジャーだが、自分の力を過信したことで、1200人の乗組員とともに危険な惑星に不時着してしまう。相棒でもある猫型ロボットのソックとともに、全員を地球に帰還させるためのミッションに挑むバズは、個性豊かな新米のジュニアパトロールたちとの出会いを通して、自らの運命を大きく変えていく。主人公バズ・ライトイヤーの声は「アベンジャーズ」「キャプテン・アメリカ」のクリス・エバンスが担当。監督は「トイ・ストーリー」シリーズの短編「トイ・ストーリー・オブ・テラー!」「ニセものバズがやって来た」を手がけたアンガス・マクレーン。
(映画.comより)

 

いや、やはりさすがはピクサー作品。

楽しませてもらえました!

 

本作は冒頭でいきなりバズとその仲間たちによるミッションの様子が描かれるわけですが、普通にSFアクション的に楽しめることはもちろん、そのミッションだけでバズの人物像だとか、周りの仲間たちとの関係性がすぅっーと入ってくるあたりは流石の手腕だなぁと思いましたし、続くエピソードも、バズの性格ゆえにあんな感じに進んでいくんだろうなぁという納得感もありましたし、それゆえに起こってしまう切ない出来事も、実に自然な流れだよなぁ・・・と、感服するばかり。

 

そんなこんなで前半は非常に素晴らしかったんだけど、後半はちょっとドタバタしすぎていた気がしますし、バズと共に行動を共にする新しい仲間たちに対してはほぼ感情移入できなかったですし、ザーグの正体については「ん?その設定、ちょっと無理があるんじゃねぇか?」と感じてしまったなど、最終的には100点満点で65点くらいな作品だったのですが、何しろこの作品。

 

開始早々に「これはアンディが幼い時に観て、バズのことを大好きになった映画です」みたいな紹介がされるので、恐らくは子供向けのSFアニメ作品・・・という設定。

それならば、あまり細かいところを気にせずに、スクリーンで起きている出来事を純粋に楽しむのが正しい鑑賞態度なんでしょうし、実際にそういう視点で観ればとにかく楽しくて、バズのおもちゃを欲しくなるというのも納得!な作品でした。

 

というわけで、全般的には良かったところもあったが、いまひとつ納得いかないところもあった。みたいな作品。

そんなところもまたバズらしいといえば、そうなのかもしれないですね。

(2022年8月16日 チネチッタ川崎にて鑑賞)