デッドプール&ウルヴァリン(日本語字幕版) | ヤンジージャンプ・フェスティバル

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デッドプール!本当に大好きなシリーズなんです!

 

何となく気になって観にいったらすっかりデップーちゃんの虜になってしまった『デッドプール』(→僕の感想はコチラ)

前作以上に好き勝手の極み!サイコーだった『デッドプール2』(→僕の感想はコチラ)

 

マーベルコミック原作の映画シリーズにはあまり詳しくないものの、デッドプールとガーディアン・オブ・ギャラクシーとスパイダーマンだけは欠かさず観に行っている僕ですので、本作も公開を心待ちにしていたのでした!

 

 

【あらすじ】
「マーベルコミック原作の異色ヒーローアクション「デッドプール」のシリーズ第3弾。ライアン・レイノルズ演じる型破りで無責任なヒーロー、デッドプールに加え、同じくマーベルコミック原作の「X-MEN」シリーズで活躍した、ヒュー・ジャックマン扮するウルヴァリンがスクリーンにカムバックし、2大ヒーローの共演が実現した。

不治の病の治療のために受けた人体実験で、自らの容姿と引き換えに不死身の肉体を手に入れた元傭兵のウェイド・ウィルソンは、日本刀と拳銃を武器に過激でアクロバティックな戦闘スタイルのデッドプールとして戦いを続けてきた。戦う理由はあくまで超個人的なものだったが、そんな彼が世界の命運をかけた壮大なミッションに挑むことになってしまう。この予測不可能なミッションを成功させるため、デッドプールはウルヴァリンに助けを求める。獣のような闘争本能と人間としての優しい心の間で葛藤しながらも、すべてを切り裂く鋼鉄の爪を武器に戦ってきたウルヴァリンは、とある理由で、いまは戦いから遠ざかっていたが……。

主人公デッドプールをライアン・レイノルズが演じ、ヒュー・ジャックマンが2017年の「LOGAN ローガン」以来となるウルヴァリン役に復帰。メガホンをとったのは、「ナイト ミュージアム」シリーズやライアン・レイノルズとタッグを組んだ「フリー・ガイ」「アダム&アダム」、大ヒットドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」などで知られるショーン・レビ。

(映画.comより)

 

先ほどもチラッと触れましたが「マーベルコミック原作映画」には疎い僕。

 

なので、本作でタッグを組むっぽいウルヴァリンについても「なんか爪が尖がってる人」程度の認識しか無かったんで、さて話についていけるかどうか?と非常に不安に感じていたのですが、その点はなんとか大丈夫だったかな・・・。

 

もしかしたら僕の勘違いかもですが、本作に登場するウルヴァリンは、そもそも他の作品に登場するウルヴァリンとは別の人物って設定なんです・・・よね?

 

観ているうちに、どうやらウルヴァリンについての知識はなくても話に付いていけそうだなということが判ったので、まずは一安心したのでした。

 

と、最大の懸念だったウルヴァリン問題をクリアし、安心して作品を楽しんでいたのも束の間。

なんだか、だんだん雲行きが怪しくなってきた・・・・。

 

ん?

今、20世紀FOXをディズニーが買収した話、してた?

しかも、その事情が今回はメインストーリーと絡んでくるの?

 

劇中のセリフを聞き、ふと気になってしまった僕。

脳内ではこんな考えが浮かんでは消えていく・・・・

 

うん。

言われてみれば、ちょっと前にそんなニュースを聞いた気がするなぁ。

で、なんだっけ?

アベンジャーズが出てくる、MCUってやつはディズニーなんだっけ?FOXなんだっけ?

あー、つづきを観る前に、その辺りの事情を判っておいた方がいいかも。

一時停止してくれないかな? そしたら検索できるのに・・・・

 

いや、これまでのデッドプールシリーズだって、アメコミヒーロー物とか、映画の製作事情とか、演じてる俳優を茶化したようなネタが満載だったし、それらの事情を全部知っていなかったとしても問題なく楽しめてきたわけですから、きっと本作だって

「事情を知らなくても楽しい。知っていればもっと楽しい」

というバランスになっているんだろうな・・・というのは理解できるんです。

 

でも、それをメインストーリーに絡めてくる(もしくは絡めてくることを匂わせる)となると話は変わってくるのでは?

 

それが一度気になりはじめたら、もう止まらない・・・

 

いつもであれば、判らないネタは適度にスルーしながら楽しんでいた僕ですが、今作ではそれができず。

 

何か気になることがあるたびにスマホを開いて検索したくなるやら、「すみませんね。ちゃんと履修できてなくて」と舌打ちしたくなるやらで、ちっとも作品に集中できず・・・。

 

なんていうか、アレだ。

 

友だちから飲みのお誘いが来たんで行ってみたら、そこに初対面の別の友だちもいて、飲んでいる間、2人にしか判らないような話題で盛り上がっている・・・みたいな感じでしょうか?

 

観ているあいだ、ずっとそんな気分になっていたのでした。

 

 

というわけで、

楽しみにしていただけにちょっと残念だった本作。

 

ディズニーと20世紀FOXが一つになったことによって、マーベル関連作品はどんどんこんな雰囲気になっていくのでしょうか?

 

いやー、

今からアベンジャーズ関連作品を見直すだけでもなかなか大変だし、さらにX-MENとかファンタスティックフォーとかまで広げていくとなると、時間がいくらあっても足りないなぁ・・・・。

 

そんなことを思って、ちょっとげんなりしてしまったのでした。

(2024年8月9日 チネチッタ川崎にて鑑賞)