金 NYダウ1000ドル超えの大幅下落 小売企業業績悪化

 おはようございます。

米株式市場が急落。米小売り大手企業の決算悪化が引き金となり消費関連株を中心に大幅下落。NYダウは前日比1164.52ドル安の31490.07ドルで終値ベースでの年初来安値を更新。ただ取引中の年初来最安値31228.22（5/12）には届かず。ナスダックは前日比566.369ﾎﾟｲﾝﾄ安の11418.154［取引中年初来最安値11108.76（5/12）］。S＆P500は終値ベースでの年初来安値を更新し、前日比165.17ﾎﾟｲﾝﾄ安の3923.68 ［取引中年初来最安値3858.87（5/12）］。米長期金利はリスク回避の債券買いで大幅に低下。米10年国債利回りは2.884％。ドル円もリスク回避の動きから円買いが進み一時127円台までの円高となりました。現在は128.35円（9:30）で推移。コロナ需要で値上がりしていた消費関連株が下げ景気悪化が懸念される一方で、コロナ禍から抜け出す傾向として、消費の向かう先に変化が出てきているという見方もあるようです。このことで一般消費財のインフレ抑制につながっていくといった楽観的な見方も一部にはあるようです。

 

【金標準先物　日足】

NY金6月限は前日比3.0ドル安の1815.9ドルで株式市場に連動し2営業日続伸後の反落。リスク回避の動きからドルが対ユーロで上昇し上値を抑える一方で、米長期金利の低下、安全資産買いの側面での下支えもあり小幅な下げに止まっています。ただ円建て価格は円買いによる円高により価格を押し下げられ今朝の日中立ち合い寄付きは前日比42円安の7454円でスタートし一時7440円（08:57）を安値でつけています。ドル円が128円を割り込むタイミングで下げておりほぼドル円の動きの影響を受けています。下値7405円（5/12）に迫る動きを見せていますが、下げ幅が鈍化する動きが重なることでボトムアウトのタイミングが近づいてくるとみます。

 

【白金標準先物　日足】

今月のコアレンジ3800円台を下回り、4月末水準の3750円以下へと下落。株式の大幅な下落を受け景気後退懸念が強まっての下落とみられます。2月以降、国内円建て価格は200日移動平均線がボトムラインとなってきましたが、現在は200日移動平均線が3701円に位置しており、その手前水準にいます。総取組高は3万枚弱で横這い推移しており大きく玉が動く水準でもないと思われます。まだレンジないでの動きと捉えています。

 

 

 

 

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