里の山あいから毎朝聞こえてくるのはウグイスの音です。
声は聞こえど姿見せずのウグイスですが、
その間に「ツツピー ツツピー」 と割と近くで聞こえる声も。
望遠カメラで辺りを探ると居ました。
四十雀です。
たくさん群れるからという説や、
スズメ40羽分の価値があったことから名付けられたとも。
鳴き声も仲間同士で会話するため10通りはあるとか。
昨日は二羽で行動していました。
こんな話も・・・
ある男が死んでしまったシジュウカラを寺へ持って行き、
出てきた小坊主にあの世への引導を渡してほしいと頼みました。
小坊主が「これは何ですか」と聞くので、
「これは四十雀という鳥です」と答えると、
小坊主は「人生わずか五十年、お前は小鳥であれども四十雀とはよう生きた、
カアーツ!」と叫んで引導を渡しました。
法事を済まし帰って来た和尚に大そう褒められたそうな。
これは「一休さんの引導」という有名な民話です。
俳句もいっぱいあります
老の名のありともしらで四十雀/松尾芭蕉
むづかしやどれが四十雀五十雀/一茶
はらはらと飛ぶや紅葉の四十雀/ 正岡子規
遠く離れた電線を眺めるともう一羽いました。
ツバメです。
来ていたんだね。
いよいよ本格的に春から夏へ向かいます。
始まった自然薯の栽培容器の埋め込みは、
目標800に対して15%まで到達です。
< 里の朝一休が渇した四十雀 >