長唄三味線/杵屋徳桜の「お稽古のツボ」

三味線の音色にのせて、
主に東経140度北緯36度付近での
来たりし空、去り行く風…etc.を紡ぎます。

通り雨

2023年04月16日 16時36分28秒 | 趣味です。
今朝方、一昨日羽化した蝶が悪天で雨宿り三日目の朝を、いのどんと共に迎え、出掛けに様子を伺えば、もう一頭が羽化し、
昼過ぎに戻ればもう蛻の殻と思いきや、新たにもう一匹が羽化しており、
昼下りの諸事を済ませてベランダを覗けば、また一羽がふらふらしている、

https://youtube.com/shorts/jq9-RYtDUdw?feature=share

https://youtube.com/shorts/W2YnEPzXOWU?feature=share

もう、今日は何頭見送ることになるのか…とよく分からなくなっているところで、レモンの葉陰から二頭を陽光のもとに見送ると午後三時を過ぎていた。

今日はもう羽化ラッシュもお仕舞いであろうと、いのどんのご機嫌を見やり、床のあちこちを確かめて戸締りしようとするところへ、バケツの蔭でバタバタする者がいる。

羽化したてで翅がへなへなしており、放っておけば歪んでしまう。
慌てて指を伸べて、網戸に留まらせると、何となく傾いでいる。

レモンの枝振りの水平にぶら下がるのに良さそうなところへ、移し替えた。
どうやら曲がらずに翅が伸びる場所に居られそうである。

陽射しを遮る暗雲で天気は一転し、バラバラと音を立てて雨が降ってきた。
先ほど旅立った連中はどうしていることか、
遅れて羽化したのが、逆に運がよい彼は、ひょっとすると昨秋最後の一匹だった青虫の成虫かもしれない。



【追記】
暮れ六つを過ぎて夕闇の中を透かし見たところ、レモンの葉に乗って、ウィンドサーフィンに興じておりました。遊びをせんとや、生まれけむ。



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