長唄三味線/杵屋徳桜の「お稽古のツボ」

三味線の音色にのせて、
主に東経140度北緯36度付近での
来たりし空、去り行く風…etc.を紡ぎます。

ことしの檸檬

2024年03月19日 10時00分55秒 | 近況
アゲハチョウ騒動記…揚羽蝶ラプソディ……ぅぅむ…と、とつおいつ悩みつつも、腰を落ち着けてパソコンの蓋を開ける間もなく、早や令和6年のお彼岸は来にけり。



幼虫たちが蝕んだ葉の形が心苦しく、半枯れの葉っぱを払ったら、檸檬樹は殆ど丸坊主の体となり、疎らな葉緑素にてこの冬を凌ぐ有り様となった。
それでも健気に春を迎えるまで三つの果実が残った。



一方で、結実せず冬を越した鉢を見ると、みな一様にシザーハンズ様の新芽を出して一陽来復を歓んでいる。



葉の少ないところへ、更に新芽を育てる余力の無さそうなユーレカ種も不憫である。
ちょうど彼岸とて、供物とするのが佳かろうと、収穫した。



今年の檸檬は、幼虫養育のために犠牲にされた分、些か小振りであったけれど、レモンイエローに耀く艶やかさは変わらない。
(大きさ比較のため、善光寺名物の八幡屋礒五郎の七味唐辛子を添えた)

今日が祥月命日の仏さまへ、御供物代わりに…
故人を偲ぶ河童の手拭いと一緒に。



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