牧谿【羊、草、鯉、土の匂い】2022CURRY65店134食目

2022.4.8

※2017年以来カレー3086食



■お通し: いちごのミント・マスタードオイル和え

■ジャスミン茶羊脳ペースト、ミントチャパティ付き ¥1,000

■羊ココナッツオムレツ ¥1,000

■鯉とツボ草のカレー ¥1,600

■ナマズ発酵ニラ炒飯 ¥1,500

●ビール:平和クラフト ホワイトエール ¥1,000

●ビール:SOWER&SALT b ¥1,500

合計¥8,550


インド人同僚が千葉県の橋の上から川を見つめて言いました。

「あの鯉はとってもいいのかい?僕の出身地の村では鯉のカレーが最高のご馳走だったんだよ」

もう彼の所在はわからないのですが、私の頭の中には「鯉のカレー」というキーワードが焼きついたままなのです。そして、ついに見つけました。


「鯉とツボ草のカレー」





それは市ヶ谷にひっそりと佇む小さなスパイス居酒屋にあるのです。こんなカレーを出すくらいですから、普通の店ではありません。CoCo壱番屋やゴーゴーカレーが大好きという所謂カレーライスを嗜好するファンにはおすすめできません。ターメリックの黄色と土臭い香りを放つ淡水魚のスパイス料理を好むと言ったら、私の知る限りではベンガル料理です。インド最東端かバングラディシュか。そんな素材と手法を使いこなしつつも日本的な居酒屋風情の店を出す。これは相当に経験を積んだマニアを引き寄せる特別な逸品と見えます。


そして、さらに見つけました。


「ナマズ発酵ニラ炒飯」







かつて埼玉県の越谷の北方面の川という川を歩き回ってナマズを釣り漁りました。あの食物連鎖の頂点に立つ獰猛な魚がプシューッ!と音を立ててルアーに食いつく様を思い出します。これすらもきっと牧谿の店主は東インドの如くに調理するのか、いや、それでも日本の農村の香りを放つのか。答えはその両者を満たしているのでした。









こんな店ですから、お酒のラインナップも独特です。あまり見かけないクラフトビールを勧めていただいて、独特のスパイス料理を提供するご店主とずいぶんと話が盛り上がりました。







なかなか値も張るのでそうしょっちゅう来れる店ではないのですが、これぞと何か深い世界に浸りたくなった時に訪れたい店なのです。


よそにはない楽しみのある大変興味深い店なのでした。

また、鯉のカレー食べたいなぁ〜♪


めでたしめでたし


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牧谿

090-9182-1144

東京都千代田区九段南3-8-2 ライオンズマンション九段第二 1F

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