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Fulcrum Speed40Tホイール

2021-03-29 | 機材等



 ディスコンになった、FulcrumSpeed40Tをが安く出ていたので買って乗っている。
 そもそも、私はディスクブレーキに懐疑的。重いのもあるが、乱流を生み出すフロントホイールのスポークが多いのが致命的で、規格が残る限りキャリパーブレーキのバイクに乗り続けたいと思っている。

スペック
リム形式:チューブラー
リム:フルカーボン/3Kカーボンフィニッシュ
ブレーキ面:3Diamant処理
リムハイト:40mm
リム幅:24.2mm
ハブ:カーボン製ボディー/アルミ製フランジ、アルミ製アクスル
ハブベアリング:CULT
フリーボディ:シマノ用HG(プラズマ電解酸化PEO処理済み)
スポークキング:フロント18本(ラジアル)/リア21本(2:1、左7本/右14本)
スポーク:ステンレス・スチール製、エアロ形状、ストレートプル仕様
ニップル:アルミ製
重 量:1,213g(シマノFW)

 というわけで、リム良し(形状、ブレーキ面)、ハブ良し(カーボンボディ、CULTベアリング、ハイローフランジ)、スポーク良し(エアロ形状、ストレートプル)、組み方良し(2:1スポークレシオ)。走る曲がる止まるが高次元でバランスされた、オールラウンドホイールである。CULTベアリングは下りで速く、上りで重量で足を引っ張られることもなく、高速カーブで踏ん張る。ブレーキも良いは良いのだが、いずれにせよタイヤロックがブレーキの限界なので、雨でもなければ恩恵は少ない、むしろしっかりしたスポーキングでよれがないことが好感触か。
 老舗カンパニョーロ=フルクラムのハイエンドホイールだけあって、ライトウェイトやマビック・コスミックアルチメイトを例外とすれば、最高のホイールの一つだと思う。
 なお、リム高35mmと50mmのBORAと比べると、40mmの40Tは万能度が高いと考えている。

 この40Tだが、思った通りというかとても良い。以前使っていたShimano DuraAce WH9000-C50-tuがするするとスピードを上げる代わりにトルクをかけるとちょっと頼りなさげだった一方、40Tはライダーをアシストしてくれる感じはない代わりに、踏めば踏んだだけ過不足なく応えてくれる印象である。ライダーを助けず、足を引っ張らずという意味では、かたまり感だけあって、あとは妙に存在感のないホイールだという感想である。したがって特筆すべき美点は、全力走をしたときにスピードやタイムにリニアに結果を返してくれること。しいてネガをあげれば、気持ちよく進む領域がないことだが、そこはBORAの領域だろうか。

 こんな良いホイールがディスコンになってしまったのはもったいないなあと思う次第。

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