加害恐怖で車の運転が怖い方へ
こんにちは。大阪府堺市カウンセリングルームのどか。
心理カウンセラーの武田です。
代表的な症状の一つが、車で誰かを轢いてしまったのではないかという不安と恐怖です。
車を運転していて、段差などで音がすると、もしかしたら人を轢いてしまったのではないだろうかと不安になるのです。
段差の音に違いないはずだと思いながらも、万が一人を轢いていたらどうしようと、どんどん不安になりがちです。
あまりの不安のために、戻って人が倒れていないか何度も確認したり、警察に問い合わせたりする人もいます。
段差や歩行者とすれ違うたびに、人を轢いたのではないかと不安になり、確認しなければいられない状態になると、車に乗ることがとても不安で苦痛を伴うものになります。
加害恐怖が苦しくて、車に乗れなくなったという方もいます。
そういうお悩みをお持ちの方が私のところによく相談に来られます。
お話を聞かせていただくと、運転中の加害恐怖だけではないことが多いですね。
例えば、道を歩いていて、子どもとすれ違っただけで、「ぶつかったかもしれない」「ころんで頭を打っているかもしれない」と不安になる方も多いです。
家に帰ってからもずっと「ケガさせてしまったかもしれない。後遺症が残るようなケガをさせてしまったかもしれない」などとどんどん不安が大きくなって、現場に戻って確認せずにはいられないという方もいます。
そして、そういう悩みを誰にも相談できずに一人で抱えていらっしゃる方が多いです。
加害恐怖でお悩みの方は、自分の人格や人間性が変になってしまったのではと不安になることがあると思いますが、決してそうではありませんので安心してくださいね。
むしろ人格が優しく、責任感も強く、人を傷つけたくないと思っている方が多いような気がします。
また、「こんな症状は自分だけだ。誰にもわってもらえないだろう」と一人で抱えていらっしゃる方が多いのですね。
実は、車で人を轢いてしまったのではないかという恐怖や、人とぶつかってケガをさせてしまったのではないかという恐怖は、強迫性障害の加害恐怖の代表的な症状ですので、一人で抱え込まずに相談していただければ幸いです。
【 確認すればするほど治りにくくなる 】
さて、ではどうやって運転中の加害恐怖を克服していくかですが、気になるたびに確認をしていてはなかなか治らないのです。
段差のたびに確認するという行為が儀式化してしまい、確認せずにはいられない体質になってしまうのですね。
つまり、確認すればするほど治りにくくなるのです。
不安でたまらないから確認するわけですが、実はその行為が治りにくくしているのです。ここがとても難しいところですね。
克服において目指すのは「確認しなくても大丈夫」という感覚を取り戻すことです。
そのために必要なことは「不安になっても確認をしない」という練習が必要になります。
それができれば最初から苦労はしていないと言いたくなる気持ちはとてもよくわかりますが、それでも克服のためには、確認をしない練習が重要なのですね。
克服のためには「人を轢いたのではないか」という不安に襲われても、確認せずに生活を続ける練習をすることで、「確認しなくても何も起こらない」という実感を重ねて、自信を獲得していくことがとても重要なのです。
とはいえ最初は、確認しないで耐えていると、不安で不安でたまらないと思います。ここがふんばりどころですね。
当カウンセリングでは、このふんばりどころを乗り越えられるように、不安に耐える考え方やコツもアドバイスさせていただいています。
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