犬の下痢の原因に治らない病気が隠れていた!診断から治療まで | 犬の血尿で膀胱結石が判明!その治療法と費用についてのブログ

犬の血尿で膀胱結石が判明!その治療法と費用についてのブログ

愛犬チワワが突然の血尿!慌てて病院で検査をすると、膀胱結石と判明。最初の結石の成分はストルバイト。再発後はシュウ酸カルシウム結石を繰り返し、3度の摘出手術。発症から5年。これまでの治療方法の内容と費用についてのブログです

 

みなさんの大切な愛犬が、もし下痢が続くようなら動物病院で診てもらった方が良い場合がありますよ。
もし私の愛犬と同じ病気だったら・・・重度の場合は死を招くこともあります。

 

ただの下痢ではなく原因は腸リンパ管拡張症という治らない病気だった


再発のご報告から間もないですが、新たな病気が発覚しました。(>_<)

2月から愛犬の下痢が続き、その原因は「腸リンパ管拡張症」という治らない病気だったのです。
下痢になってから、この病名に至るまで3ヶ月以上かかってしまいました。
先生の診断が出るまで時間がかかった要因として、愛犬が膀胱結石を患っていたことがあげられます。

なぜなら、この「腸リンパ管拡張症」は一生治らない病気ではあるのですが、軽ければ食事療法で症状を抑えることはできるからです。
私の愛犬の場合、シュウ酸カルシウム結石の再発予防のために療法食(ヒルズのu/dドライフード)を与えています。再発を繰り返している愛犬にとって、この療法食を変えることができませんでした。

通常であれば、ごはんを変えてあげることですぐに下痢は治ったかもしれないのです。
 

腸リンパ管拡張症の食事は低脂肪・高タンパク・食物繊維が大事!

 


腸リンパ管拡張症は、腸に負担をかけず必要な栄養素を摂取することで症状を抑えることができます。それが、低脂肪・高タンパク・食物繊維のごはんなのです。

けれど、ごはんを変えることができない愛犬は下痢が続き、薬の種類を変えて試すことで原因を探っていったのです。
薬の種類を試すのに5~7日を必要とし、なかなか下痢が止まってくれなかったのでとても時間がかかってしまいました。
その結果、行き着いた先が「腸リンパ管拡張症」という病名でした。

実はこの病気であるという「確定」はしていません。
腸リンパ管拡張症の確定診断は、内視鏡による生検が必要なのです。内視鏡は、もちろん全身麻酔をしなければなりません。

以前にも書きましたが、全身麻酔は犬にとってとてもリスクをともなうものです。

(関連記事 → 犬の手術でリスクがあるのは全身麻酔が原因!その死亡率は!?

診断を確定したところで、治せない病気であることには違いはなく、一生付き合っていかなければいけないのです。だから私は、あえて今は確定診断をするつもりはありません。

前の記事で「膀胱結石が4度目の再発」したことを書きました。

(関連記事 → 犬の結石には水が最後の砦!?4度目の再発で改めてわかったこと
再発予防のために与えていたヒルズのu/dドライフードが、愛犬には効果がなかったのです。

結石予防に効果がなかった療法食を、与え続ける意味は・・・ないですよね?


そこで先生からの提案がありました。

u/dをやめて、他の尿石症用の療法食「ロイヤルカナンのpHコントロール V2+満腹感サポート」に変えてみる。
この療法食は尿石症用ではあるのですが、低脂肪・高タンパクで食物繊維も多めに入っているという、まさに腸リンパ管拡張症にも適しているといえるごはんなのです。

試しに2~3日ということで、「ロイヤルカナンのpHコントロール V2+満腹感サポート」を愛犬に与えたところ・・・とたんに下痢が止まった!!\(◎o◎)/!わぉ~



ビックリです!
あれほど悩んでいた下痢の症状が、ピタッと治まったのです!!

先生がおっしゃるには、恐らく腸リンパ管拡張症であることは間違いはないということ。ただ、症状としては軽いので十分に食事療法で対処できるというのです。

引き続きこのごはんを継続し、できてしまった結石は水分補給で様子をみて、膀胱洗浄を2週間に1回から1週間に1回に変更。そして、定期的にレントゲン検査をして石が大きくなっていないかを確認していく。
という、治療方針に決定いたしました。

 

最後になりますが「ただの下痢」だからと侮るなかれ!


下痢が続くようなら、たとえ愛犬が元気でもご飯を変えてみたり病院へ連れて行ってあげたりしてみて下さいね!
重度の腸リンパ管拡張症の場合、命を落とすこともありますから。