今日はひきこもりの弟に対して、母の雷が落ちた。
母「いつまで遊んでるんや!バイトでいいから仕事さがせ!」
弟「・・・・・・・・・・・・・・・・わかっとるて。」
最近はいつもこの調子。
僕は家族間の喧嘩が苦手だ。
僕が小学生の頃から母と父が喧嘩していた。明らかに悪いのは父。でもその喧嘩を止めに行けなかった。
というのも母に味方すれば、父が敵になってしまう。どちらが悪いかわかっていても、どちらか一方の親を敵に回すことはできなかった。
だからいつも、嵐が去るのをうずくまって待っていた。この居心地の悪さは相当なもので、耳から入ってくる言い争いや怒声を、何とかして情報として受け取らないように無心になっていた。
そんな関係も、僕が高校を卒業した頃には変わった。僕が我慢できずに父を突き飛ばしたからだ。
それまで母に罵声を浴びせていた父が僕に対して「正気になれ」なんて言うから、両親の喧嘩の居心地の悪さや父を突き飛ばした罪悪感やらで訳が分からなくなった。なんというか、感情が行方不明だった。
それから徐々に夫婦喧嘩は減り、アル中だと思っていた父がまったく別の疾患だったとわかり、治療したことでとても落ち着いていた。
そんな矢先、弟が引きこもりになった。
弟がなんらかの疾患であることは想像に易い。そして、パートで家計を支えてきた母の気持ちもわかる。
でも喧嘩になる。弟を病院に連れていくことを母は拒む(もちろん本人も)。曰く、「父に加えて弟までも病気になってまったら困る」と。
僕は未だに弟も母も説得できずにいる。
本当にこの構図はやめてほしい。小学生のころの記憶が戻ってきて頭痛と嘔気がくる。
みんな生きるのに必死なんだと思う。みんな正しいから誰も責められない。
はやく落ち着ける日がこないかなー