トンカツを食わせるかつ丼「かつ丼多勝」 | じきの食歴

じきの食歴

世の中には、美味しいいもので溢れている。
そんな美味なる料理やお酒の記録を食の歴史として記しておこう

こういった味のかつ丼は珍しい。
あっさり目の味だが、しっかりとした旨味を感じる。
タレは、昆布の旨味と、おそらく豚肉の煮汁を使ったものだろう。
ガツンとくる旨さではないのだが、優しい塩味と豚肉の甘さが見事にハーモニーを奏でている。
これは、トンカツを食わせるかつ丼だ。

食べログのとんかつ部門で過去全国4位(現在11位)となった秋田の「かつ丼多勝」が新宿高島屋が3月8日から18日まで開催しているグルメのための味百選に出店しているというのを河田さんの投稿で見つけ訪問。
2024年2月14日放送のラヴィットでも紹介されており、それを見てちょうど食べてみたいなぁと思ってたところ。
11階の会場に向かい入店。
昼と夜の狭間だし、是非食べたいという人達にも一巡してたからなのだろうか、3月16日の土曜日15:45訪問で、先客は1名のみ。並ばずにいただけるというのは、ありがたい。
メニューは2つで、リブロースかつ丼(250g)が税込2750円と、上ロースかつ丼(250g)が税込2500円。
ただし、リブロースの方は売り切れだったので、上ロースかつ丼を注文。
ちなみに本店では、豚汁、野菜付きで林SPF豚ロースかつ丼(150g)が1500円、(220g)が2000円。国産ヒレカツ丼(180g)が1800円という価格設定。
場所代や出張費等を考えると良心的だ。
そして、注文して10分ちょっとで着丼。
カツは、幅1センチぐらいで切られており、そのうち1枚を断面が見えるように乗せられている。厚さは、3.5センチぐらいで、しっとり感のある実に良い揚げ加減だ。
さっそく1枚いただいてみる。
予想以上に柔らかい。
衣もほど良くカリリとした食感を残している。
玉子もタレをしっかりと含んでて、ご飯のおかずになりそうな味付け。
来る前にコース料理をいただいてたので、とんかつ250gにご飯で食べきれるかと懸念していたのだが、気が付いたらペロリと完食しており、それでもまだいただけそうな感じだった。
秋田はちょっと遠いけど、また食べてみたくなるかつ丼だった。

 

 

かつ丼多勝とんかつ / 新屋駅羽後牛島駅秋田駅
昼総合点★★★★ 4.5