暁のヨナ　　第153話

第153話　たまの晴れの日

＊ネタバレ・画像バレがあります。お気を付けください。

 

 

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前回のお話はこちら。⇒第152話　大事なものはひとつじゃないけど

 

 

 

あの告白から一夜明けた朝。

 

 

 

眠れなかったヨナは

寝不足で天幕から出てくる。

 

寝不足のヨナとは対称的に

ハクはあのあと

しっかりご飯を食べ、ぐっすり眠った様子。

 

 

ジェハのあおりにも動じない、

片思いの手練れハク。

 

 

 

キジャがハクを呼び止めると、

シンアが木で矢尻を作ったという。

 

 

シンアは里にいたときには

侵入者などを警戒して武器を作ったりもしていた。

 

 

器用なシンアに感心したハクは

礼を言い、矢を作ってみる、と伝える。

 

 

 

 

一方ヨナは

まだ落ち着かない様子で

木を削り矢を作っていた。

 

ハクが現れると

挙動不審になるヨナ。

 

 

そんなヨナを面白がるハク。

 

 

 

 

ハクはヨナにシンアが作った矢尻を見せる。

 

 

器用なシンアに

ヨナが感心していると

 

 

困難があったときも

ずっと自分の力で何とかしてきたシンアからは

学ぶことが多いと話すハク。

 

 

 

 

ヨナとハクは稽古をしだす。

 

 

 

昨日大声で告白をした人間が

木刀を持って稽古をしていることに

呆れるユン、ジェハ。

にこにこのゼノ。

 

 

よくわからないけど、

暗い顔をしているよりもずっといいと

ジェハは言う。

 

 

 

稽古はハクが圧倒的で

押されてばかりのヨナ。

 

弱くなった、の一言に

力が入り、一発形勢逆転をする。

 

 

 

やっぱりかっこいいな、とつぶやくハクに

思わず食いつくヨナ。

 

 

そんなヨナに吹きだし、

色気がない、嫁の貰い手がない

とからかうハクに

昨日のことは夢だったかもしれないと

激しく思うヨナ。

 

 

そして急に

まぁ俺がもらってもいいんですけど

とハクが言うものだから

ヨナは真っ赤になって固まる。

 

冗談ですけど

 

もはや金魚状態のヨナは

冗談・・・なの？

と聞く。

 

 

 

昨日言ったことは

本気ですよ

 

 

の一言に、

ヨナは顔を赤らめ

百面相。

 

 

それをずっと見ていられると思いながら

見ているハク。

 

 

 

いつから？とヨナが聞くと、

 

具体的には覚えていないこと、

自分でもいつからこんなに

どうしようもなくなったのか、

境目がわからない、とハクは答える。

 

 

 

ヨナがそれに対し、

話し出そうとすると、

 

ヨナに何かを期待しているわけじゃないし、

ただもう言ってもいいかなと

思っただけだから

気にしないでください、と言い

 

ヨナがあっけにとられているうちに

稽古を終えて、行ってしまう。

 

 

 

 

 

夜。

 

 

見張りをしていたジェハのもとへ

ハクが見張りを代わる、と

やってくる。

 

 

告白をしたことで

開き直っているハクに

告白をした感想を求めるジェハ。

 

 

言うつもりはなったけれど、

言ったらスカッとしたから

実は言いたかったのかもしれない、と話すハクに

ジェハは盃を差し出す。

 

 

そういえば、と

ヨナが

ハクが話があるって言っていたのに

話してくれなかった、と言っていたけれど

何だったの？と

ジェハが訊ねる。

 

 

するとハクは表情が曇り、

押し黙り・・・・

 

 

あれはもういい

 

 

とハクが答える。

 

 

続きを促すジェハに

ハクはヨナが簪を手離したことを話す。

 

 

 

思い出である簪を手離したヨナ。

 

 

自分は自分自身でもわからない感情で

自分ばかりが手放せていない、と

打ち明ける。

 

 

 

ジェハはハクがまだ

裏切りの日の

あの闇の中にあることを知る。

 

 

 

救ってあげられるのは

たぶんヨナだけ、とジェハは思う。

 

 

 

 

 

月もだいぶ高くなり、

もう寝に行っていいじ、と言うハクに

もうちょっといるよ、とジェハは答える。

 

 

 

 

 

 

＜感想＞

ハクがすごく素直に心を開いてきているなぁと

うれしく思った回でした。

 

あの大事件（公開告白）の後の話なので

ドキドキしていたのですが

 

からかおうとするジェハ、

いつも通りの仲良しキジャと弟シンア、

お母さんユンと

太陽みたいに見守っているゼノが

変わらずあたたかい家族で

もうただただうれしかったです。

 

 

ヨナは今回はほとんど乙女でかわいいヨナで

今までかっこいいヨナが多かったので

もうこねくりまわしたくらいに

かわいかったです。

 

 

そして、ハクは

ジェハに胸の内を打ち明けたり、

16巻や20巻のときのような

（お持ちの方は確認してみてくださいね）

一人胸の内を収めようと

押し殺していた頃よりも

ずっと落ち着いて、安心しているんだなぁと

感じます。

 

 

ジェハが思うように闇の中にハクはあるけれども

救い出せるのはきっとヨナだけじゃなくて

腹ヘリみんな、だと思います。

 

 

ジェハもまた、

片思いの悟りを開いてる感がありますが

もうヨナやハクにとっては

なくてはならない存在で

家族ですもんね。

 

 

これから物語がどのように動いていくのかが

楽しみなような、

その分、終わりも近づくのでさみしいような、

また傷つくことがあるのかと思うと

不安もあったり

複雑です。

 

 

次回は2月5日です。

 

巻頭カラー！

楽しみです*＾＾*

 

 

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ボリューム満載な上に

この書き下ろしがまた・・・・

これからの話にリンクして行くような気がする、

そんな話でもあり、

個人的にはぜひ買って読んでほしいです。

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今月号のハクと比べると

ハクの変化に驚かされ、

うれしくもなります。

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次回のお話はこち。⇒第154話　心配事