私が「生体肝移植と生体腎移植の
ドナーになって夫を救った」という
体験を、ブログに綴ったところ、
これまでに、全国いろいろな方から、
コメントやメッセージをいただきました。
それらの中でも、
『切羽詰まった相談』という形で、
寄せられるのは、
圧倒的に「肝臓」についての相談です。
なぜ「肝臓」なのか?
…思い付く理由は、2つあります。
一つ目は、
肝移植手術は、腎移植手術に比べ、
かなり症例が少なく、
移植施設も限られているために、
情報量それ自体が、少ない。
二つ目は、
肝臓には、腎臓のような、
「人工透析」という、
優れたお助け医療がないため、
肝不全に至れば、死に直結するので、
時間的な猶予がなく、
どうしたらいいのか、
追い詰められている方が多い。
…このように、
肝臓についての相談が多い、2つの理由、
「肝移植に関する情報量が少ない」と、
「追い詰められている方が多い」を、
踏まえた上で、
昨日までブログに転載してきた書籍版を、
見返してみました。