すると、どうしても〈追記〉として、
訂正や修正、そして補足説明を、
しなければならない点が、
出てきました。
まず、お伝えしたいのは、
夫が、肝硬変(非代償期)の、
様々な症状の中で、
最も苦しんだ「腹水」についてです。
腹水とは、
タンパク質を含む体液が、
腹部に貯留したものです。
通常は(血液中の主なタンパク質である)
アルブミンは、
血管から体液が漏れ出るのを、
防いでくれますが、
肝硬変になると、
肝臓で作られるアルブミン値が、低下し、
アルブミンが、
血管から漏れ出すようになります。
すると、体液も、
肝臓や腸の表面から漏れ出て、
腹腔内に、貯留します。
腹水は、ある程度までは、
「この頃、おなかが出て来たなあ」で、
済ませることが、出来るのですが、
肝硬変が進行すると、
全身が、水ぶくれ状態になり、
足も膨張するので、ブヨブヨになります。
靴下のゴム部分は、
ブヨブヨの皮膚に食い込み、
靴もきつくて、履けなくなります。