これらの特徴を読むだけでも、
韓国では、臓器移植に、
積極的に取り組んでいることが、
伝わってきます。
昨今、日本で頻発している、
医療施設側の都合による、移植断念が、
仮に韓国で起こったなら、
大問題になると言われています。
このように、諸外国で、
ドナーの増加に効果的な施策が、
行われているのなら、
(例えば、韓国で行われているように、
脳死患者情報の通報を義務化する、
といった強制力を持たせるなど)
なぜ、日本でもそれを取り入れてみようと
思わないのでしょうか?
歯がゆい思いでいっぱいです。
でも、そんな歯がゆさを、
いくら語ったところで、
所詮は、ごまめの歯ぎしりに過ぎません。
そこで、今一度、
この章の冒頭で取り上げた、Eテレ番組
「なぜ増えない?臓器移植の現状」
において、
停滞理由として指摘された、
主な3つの問題点を見直してみると…
(1)と(2及び3)とでは、
明らかに、問題の所在や責任の所在に、
大きな違いがあることが分かります。