![旅の手帖「なつかし町と温泉」!歴史ある町に名湯あり…文学と温泉の町、開国の港町、中山道の宿場町](https://i0.wp.com/favoriteslibrary-books.com/wp-content/uploads/2025/01/811VEwN2RUL._SL1500_.jpg?fit=1105%2C1500&ssl=1)
こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、旅の手帖「なつかし町と温泉」!歴史ある町に名湯あり…文学と温泉の町、開国の港町、中山道の宿場町…です。
「夢中図書館 読書館」は、小説や雑誌などの感想や読みどころを綴る読書ブログです。あなたもお気に入りの一冊を見つけてみませんか?
![](https://i0.wp.com/favoriteslibrary-books.com/wp-content/uploads/2025/01/811VEwN2RUL._SL1500_.jpg?resize=221%2C300&ssl=1)
■旅の手帖
旅の楽しさ、日本の美しさを伝える旅行雑誌、「旅の手帖」。
2025年2月号は、城下町、宿場町、港町…歴史ある町に名湯あり。旅情をそそられる特集が組まれました。
それが、町でむかし返り、温泉で若返り。
昔ながらの町歩きと名湯をめぐる旅、特集「なつかし町と温泉」です。
昔ながらの温泉街を訪れると、初めてでもなぜかなつかしく感じることがありますよね。
それは、歴史ある温泉街に固有の、思い出とゆかりがその町の隅々に刻まれているからかもしれません。
そんな温泉街を歩いて歴史を知り、お湯に浸かって暮らしを知れば、その町の魅力をもっと知ることができます。
それでは、「旅の手帖」の誌面から「なつかし町と温泉」へ…。心癒される温泉街へ、バーチャルトリップにでかけましょう。
■文学と温泉の町
「旅の手帖」2925年2月号、特集「なつかし町と温泉」。
誌面には、旅の専門誌「旅の手帖」がおすすめする、10の温泉街が紹介されています。
掲載されている温泉街をずらっと紹介すると、次のとおり。
城崎温泉(兵庫県豊岡市)、下田(静岡県下田市)、飯坂温泉(福島県福島市)、肘折温泉(山形県大蔵村)、温泉津(島根県大田市)、豆田町・天ケ瀬温泉(大分県日田市)、下諏訪(長野県下諏訪町)、川場村(群馬県川場村)、人吉(熊本県人吉市)、大鰐温泉(青森県大鰐町)。
知ってるところも、はじめて見るところもあります。
どの町もとっても魅力的なのですが、その中から個人的に「ここは行きたい!」と惹かれた温泉街を紹介しましょう。
まずは、城崎温泉(兵庫県豊岡市)。
付されたコピーは、「文学と温泉の町にて"なつかし"風情は日々更新中」。
志賀直哉「城の崎にて」の舞台、城崎温泉。文人墨客に愛された歴史ある温泉街です。
どれくらい歴史があるかというと、奈良時代から温泉の町として知られ、2020年に開湯1300年を迎えたという古湯。
計6つある外湯は歩ける距離。柳並木が美しい川沿いを歩きながらの温泉巡りは昔と変わりません。「町全体が一軒の大きな宿」という考えが根付いているのだとか。
さらに、城崎温泉の「文学の町」としての顔は、近年新たな町の魅力となって進化しています。
2013年に旅館の若旦那衆らが出版レーベル「本と温泉」を立ち上げて、城崎発の本を作っています。
なんと、万城目学さんや湊かなえさんらが城崎が舞台の小説を書き下ろしているのだとか。この本は城崎でしか買うことができません。これは訪れてみたい!
■開国の港町、中山道の宿場町
続いて、下田(静岡県下田市)。
付されたコピーは、「のどかでおおらかな時間が流れる開国の港町」。
下田といえば、黒船来航による開国の町。いまも洋館やガス灯が立ち、和洋の文化が入り混じる町並みを楽しめます。
下田は風待ちの港で、開国以前から多様な文化を受け入れる土壌があったのだとか。港にたどり着いた人を親切にする性分は今も残るといいます。
さらに港町ならでは、海の幸が豊富。特にキンメダイは水揚げ日本一を誇る名物筆頭。誌面には、美味しそうな金目煮付け定食の写真が載っています。
さらに誌面の写真で引かれたのは、金谷旅館の千人風呂。湯船も壁も天井も檜づくりの日本一の総檜風呂なのだとか。おおらかな町でのんびり温泉に浸かりたい…。
![](https://favoriteslibrary-books.com/wp-content/uploads/2025/01/26212606_s-300x225.jpg)
(伊豆下田ペリーロード/写真ACより)
そして、下諏訪(長野県下諏訪町)。
付されたコピーは、「宿場町の一歩向こう側の温泉商店街へ」。
諏訪大社下社のお膝元、宿場町として栄えた下諏訪の町。江戸と京都をつなぐ中山道にある69の宿場の中で、唯一温泉が湧き出た宿場町が下諏訪です。
かつては多くの旅籠がひしめいたそうですが、中でも別格なのは、大名や旗本ら身分の高い人が泊まることを許された下諏訪宿本陣。岩波家には中山道随一の名庭園が残ります。
その宿場町の先に、もう一つの歴史を刻む通り「御田町商店街」があります。こちらは昭和期に栄えた製紙工場で働く女工さんのために多くの店が集まったのが始まりだとか。
その後衰退しますが、いま地元の人らの商店街再生の取り組みが実って、新たな店が出店するなど活気が戻ってきています。近くには公衆浴場が5つもあるので、町巡りと温泉巡りを楽しみたいですね。
![](https://favoriteslibrary-books.com/wp-content/uploads/2025/01/28603200_s-300x200.jpg)
(下諏訪・中山道/写真ACより)
ほかにも魅力的な歴史ある温泉街がずらり掲載されています。それぞれ個性があって、いろんな楽しみ方ができそうです。
今日の夢中は、旅の手帖「なつかし町と温泉」!歴史ある町に名湯あり…文学と温泉の町、開国の港町、中山道の宿場町…でした。
ありがとう、旅の手帖! ありがとう、特集「なつかし町と温泉」!