Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

王立植物園キューガーデン (Royal Botanic Garden Kew)その1

2022-05-19 04:15:13 | ロンドン周辺

日曜日は一日中雨、月曜日は曇り空で寒風ふきすさび一日中どこへも行かなかった。

そして火曜日、こんな日をグロリアス・デイ(Glorious Day)と言うのだろう。気温はぐんぐん上昇して、27度になったという。この気温は英国の夏。

先週から友達とこの日にキューガーデンに行く約束をしていた。キューガーデンの入場をインターネットで申し込む際、、時間が決められていて12時に申し込みしていた。ところがこの朝、9時半から乗れる無料の電車、地下鉄で、11時にはキューガーデン駅に着いてしまった。駅からゆっくり歩いても10分でメインのヴィクトリア・ゲイトに着いた。

入場整理している女性に、実は12時からなんだけど・・・と言ったら、問題ない (No Problem )の一言ですいすい入っていけた。この日、電車の中でもこの植物園でも学校の生徒の多いこと。電車の中ではまるで蜂の巣をつついたような子供たちのおしゃべり。

 

この植物園最大の温室パルムハウスに一組が入って行ったからここは最後にする。

 

シャクナゲの森を目指して歩いていたら、高さ10メートル以上もある巨大な木に咲くチュリップの木を見つけた。私は昔この花をロンドンオープンガーデンで見たことがあって知っていたが、友達はいたく感激していた。この木はアメリカ原産とのこと。

 

 

しばらく行って見つけたのがこの珍しいライラック、Syringa Sweginzowii と言う中国原産。根元からわき芽がたくさん出ていて、欲しいけどここで採ったら新聞沙汰になるね。

 

 

 

実はここへ来たかったのはインターネットで、世界で一番大きなシャクナゲ SinoGrande をキューガーデンが過去に買ったと載っていたから、ぜひ見たかった。

 

この純白のシャクナゲは ホワイトパールと言う。

 

 

残念ながら希望の花も木も見えず、おまけにシャクナゲの森はこの広大な植物園のほんの一部。

草むらにこの白い花が一面に咲いていた。これは色が違うけどポルトガルのシーオニオンの花にそっくり。多分同じ仲間だろう。

 

 

キューガーデンは細長い土地に片側キューロード、反対側はテームズ川になっていて、川渕にベンチがあちこち置いてある。川向うに見える建物はサイオン・ハウス(Syon House)年に一度オープン・ハウスの時に開くらしい。この日は暑いと判っていたから、帽子と薄手の長袖ブラウスで日差しを避けてお昼にした。半そでやノースリーブの英国人男女はもう日焼けして真っ赤になっている。

この花、2週間前カン二ザロ・パークで見てとちの木の黄色の花と思ったが、

名前が読めないアメリカ原種。

 

 

地図にTree top walk を見つけ行って見た。5階建てくらい階段を上ると割と広い歩道があって、ほとんどの木の高さと同じくらいになる。一回り5分ほどを歩き回った。

 

眼下に見えるはテンペレイト・ハウス(Temperate House)ヴィクトリア時代の温室で、最近修復改装して熱帯植物を育てている。

 

このテンペレイト・ハウスから向こうに見えるのは中国のパゴダ。

 

 

8角形の屋根にはそれぞれ違う素晴らしいドラゴンが飾られている。

 

 

このパゴダから近いところに有るのが日本が誇る勅使の門、この門は京都の西本願寺唐門を5分の4に縮めて複製し、1910年ロンドンで開催された日英博覧会に出展された。博覧会終了後、この地に移築されたが老巧化が激しくなったため1994年から1年以上をかけて修復され、日本庭園も配置された。

 

総ヒノキ材で欄間や羽目板に華麗な彫刻がされ、檜皮の屋根を持つ。

ただ一羽だけこの孔雀が勅使門を守るように近くの石庭でディスプレイして楽しませてくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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