桜の散った夜 | えらーぶるのブログ

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思考と経験、文章の墓場

昔好きだった人と似た人を見かけた。


唐突に寂しさが込み上げた。


友達は忙しくて、家族は何故か機嫌が悪い。


ひょっとしたら、嫌われているのかもしれない。


もう大人なので、少し構って貰えないぐらいで寂しがるのは止めて、自分で何とかしなければならない。


こんな時、普通の人はどうやって寂しさを紛らわすのだろう。


彼氏が出来てから返信が遅くなった友達とか、当たり前のように彼氏の持ち物が置かれた友達の部屋とかを思い出す。

 

やっぱ彼氏に連絡するのかな。


或いは友達なのだろうか。しかしあれほど彼氏なんていらないと言っていた親友たちも、いまは付き合っていて惚気話ばかりだ。


行き場を失った愛情も、愛されぬ自分も、孤独が全て承認欲求に変わる。


承認される程の能力も才能もないから、虚しくなるばかりです。


彼氏一歩手前みたいな人にも、こういう汚い面は見せたくないなあ。



桜が散った夜の公園にて、涙を隠すように泣きながら。