むかしむかしあるところに ウェルビーイングがありました 石川善樹 吉田尚記
高学歴、そして一流企業就職、からの結婚&出産&一戸建て...のような
画一的な「幸せの定義」は昭和〜平成を経てほぼ姿を消しました。
「自分の幸せの定義は自分自身でつくる」時代にあって、
私たち日本人はどこか迷子になっているように思えます。
多様であって良いのに、どうしても周囲の人たちの目を気にして、
その人たちが望むものを自分の幸せにしてしまう他者依存型...
はたまた、目標や望む肩書き等を得ることが幸せであるとする獲得至上型...
いずれにしても焦点を当てているところは<自分>ではないような気がします。
相田みつをさんは「幸せは、いつも、心が決める」という言葉を遺しています。
私はこの言葉が、「幸せの答えはすでに己の心が持っている。頭で思考することではない」
と言っているように思えてなりません。
今日おすすめする本はそんな事を考えていた時、どデカい衝撃を受けた一冊です。
「する」「なる」といった自分から離れ、ただ 「いる」 だけの存在になった時、
「ウェルビーイング」(=心身ともに満たされている状態)が生じる、
と著者は説きます。???がいっぱいですか。
私たちはただ「いる」だけでは、足りない、価値のない、存在でしょうか?
もし心が「NO!」と叫んでいるなら、ぜひこの本を読んで下さい。
「何かをして、何かになる」のではなく、
ただ今ここに「いる」自分であるだけで、おのずから答えはやってくる。
世界でも類を見ない日本人の独特な感性だからこそ、その源を「奥」へとことん掘り下げ、
日本人ならではの「Being」のあり方を。入り口はポップで奥はどこまでも深い一冊です。
この本のズバリ!ここがポイント!
「幸せが何かって考え出したら、
生きてくのが苦しくなるだけよ」マツコ・デラックス
「する」「なる」といった自分から離れ、
ただ 「いる」 だけの存在になった時、
おのずから答えはやってくる。
↑西洋文化は上へ上へ、日本文化は奥へ奥へ。私たちの心の源を知る本でもあります。
↑その人が手にしたもの「Having」ではなく、
存在そのものの価値「Being」の重要性を説いた名著です。あわせておすすめします。
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