タイトルの「台地」を「大地」に変更させていただきました笑。
念願のイブネ登頂への続きです。
イブネにとりつく杉峠に着いたとこからでした。
杉峠て、いつついた名前かわかりませんが、峠にはモニュメントみたいな枯れた杉が立ちつくしてます。
ここは三重県側、滋賀県側への千草街道の峠であり、交わる雨乞岳、イブネへの分岐でもあります、4差路なのです。
先に見えてる山、イブネに向かいます。
振り返れば雨乞岳。
鈴鹿主稜線ではなかなか見られない広大な近江の平野部が見えます、新鮮です。
そして綿向山、鈴鹿でまだ登ったことのないお山の中では最大のお山、いつか行かなきゃ。
「杉峠の頭」という小ピークに着きました。
前回はここまで来て引き返した涙の思い出深い場所です。
昨年は11時で引き返したポイントですが、今日はここで9時45分。
前回より1時間15分も早く着きました、よく頑張ったな俺!
予定からもなんと1時間ほどリードですよ笑。
さすがに標高ある場所は紅葉は進み過ぎてますが、まだ楽しめる。
タイジョウ分岐。
イブネへの道標が何よりうれしいです!
このイラスト・・・ケムンパスか?
年齢がばれるかな笑。
杉峠の頭から下って鞍部に。
ああこれがあの佐目峠の有名なオケツ岩かぁ。
振り返ります、紅葉いいなあ。
そして、イブネのプロローグ?苔が出てきました。
もう少しのようです、頑張って。
鈴鹿の山に楽な道なし、イブネのピーク直前でさえもいくらかのガレた斜面がゆく手をさえぎります。
登ったね・・・。
ついに登ったね。
念願の遥かなる大地イブネに着いた~!
10時10分、予定表よりも1時間早くの到着です。
歓喜のイブネ登頂なのでした。
イブネはだらりんと広がっている山容なので登頂感はあまり感じないかな、山頂標よりももっと先まで足を進めます。
振り返りの景色には雨乞岳の二つのピークがよく見えます。
振り返れば気持ちいい道。
左手には国見岳、御在所岳、鎌ヶ岳が仲良く並んで見えます、これはなかなか良きかな。
どんどん進むと・・・。
イブネ北端という場所に出ました、ここはいい場所だなー。
目の前には釈迦ヶ岳が雄大に。
左手には竜、藤原、御池の面々。
初めには綿向山も見えたし、ここは鈴鹿山脈のすべてが見える鈴鹿の中心の展望台なのでした。
道中お話した(というか抜かされた笑)方がイブネ北端で休憩中でした。
「クラシ」への道が雰囲気がいいということをお聞きしたので、
少し先のクラシというピークまで行ってみます。
苔の大地が続いてます。
苔苔。
クラシはこっちか?
地味~。
クラシ、地味。
一応自撮りを笑。
展望ないけどシャクナゲが咲けば雰囲気いいかも。
クラシ自体はどうということのない林間の小ピークでしたが確かに途中は苔の綺麗な道なのでした。
イブネ、クラシようやっと来ることができました、感無量です。
もっとのんびりしてもいいのですが、さ、帰路も寄り道プランもあるし、歩き距離も長いので帰りましょうか。
この日もやや風のある日だったので、風裏のお昼ご飯の場所を探しつつ帰りましょう。
イブネからの尾根にも紅葉は点在。
結局かなり戻った雨乞岳を見上げるザレ場で座り込んでのご飯になりました。
今日のおやつ。
12時頃、杉峠の杉ともお別れで朝と同じ道を戻ります。
ですが、ピストンでの帰り道にも楽しみはあります。
朝、まだ日が当たっていなかった場所が日が差したり、太陽の向きが変わり紅葉の見え方が変わったりするところもあるからです。
杉峠にはマユミの木がありました。
さあ帰り道も、日当たり良好です、楽しんでいきましょう。
同じような写真ばかりです、ご容赦ください。
炭鉱跡に長い石の階段があるのを見つけました。
登ってみると石の祭壇的なものが残っています、ここが解説板にあった金山神社の跡なのかも。
ヤマレコマップの皆さんのログにあるバリエーションのショートカットイブネルートらしき謎のテープが見える。
素人には荷が重い怪しい道ですが気にはなります・・・。
こんな明るい紅葉の道は最高です。
朝見た日陰だった大きなカエデは半分くらい日が当たるようになっていました。
コクイ谷出合に戻りました。
ここ、三重県側から来ると渡渉して向かいの山に登る感じのポイントです。
休憩中見てると、目立つようにテープしてある(赤矢印)左手に回り込んで渡渉、
急坂を上り下りするルートを通る人が多かったですがロープ場で難儀な道でした。
実は青矢印の先にも地味に同じ場所に登るルートがあるので、渡渉部分の水量が少なければこっちからいった方が安全でらくちんでした。
朝は日陰だった場所も午後には日が差し込んで、ピストンの恩恵。
上水晶谷出合、左岸分岐の青いのまで戻りました。
ここからは少しだけ遠回りして愛知川源流神崎川沿いの道を見に行きます。
少し遠回りになりますがもうわかっている道だし時間的に大きく遅れることもないでしょう。
せっかくなので欲張りプランで帰ろう。
この分岐から神崎川までのルートは特徴のない平らなエリアで低木が茂って道が見えなくて戸惑いますが、マークが随分しっかりしてあるので助かりました。
足が木に当たって痛いので、タイツはお勧めしません笑。
気になった渡渉部分は石づたいでラクショーでした。
神崎川左岸を行きます、・・・これは・・・来てよかった!
どのへんからどのへんまでが「鈴鹿の上高地」なのだろうか?
右岸だけなのか、左岸も入れていいのか?
まあそんなことはどうでもいい素晴らしい場所です。
広い場所なので木が大きく広がり、フレームに入らない・・・。
どう写せばいいのか?
たまに川に降りてみると・・・。
手つかずで人工物なんてまったくない包まれ感のある自然の川!!
このあたりに、カツラの大木がいて、シンボルツリーとして有名なのですがまだお会いしたことがない。
今まで左岸ばかり歩いてきたのですが出会えなかったので右岸だなと適当な場所であたりをつけて対岸に渡ってみました。
渡渉したら・・・目の前におられました、ドンピシャ。
はー立派なお姿で、初めましてでした。
今後ともよろしくお願いします。
そしてタケ谷出合から根の平峠に向けて、お帰りです。
朝、1日の無事をお願いしたなおいきれにお礼のグータッチです、今度はグータッチになってるか?
なんか違うな・・・。
根の平峠を越えて三重県側に戻りました。
満足の振り返りです、ようやくイブネに立つことができました。
今はイブネまでの距離が近くに見える?
帰路の千草街道登山道は日陰だし疲れも出てくるしややテンション下がりつつ歩きます、こういうときほど気をつけねば。
自分の影を見たら、早く人間になりたい妖怪人間さんを思い出しました。
命名、ゴリラ岩。
そういえば三重県側の平野部の景色を一度も意識しない一日でした。
山影の日暮れは早い、まだ15時過ぎです。
そして、見返橋で見返して15時45分、無事下山です。
寄り道したけどほぼ予定表通りで歩くことができました。
行動時間は9時間45分と当社比では最大級。
電子地形図25000(国土地理院)
ピークな紅葉、イブネクラシ制覇と鈴鹿の大展望、神崎川沿いの美しさ、シンボルツリー的な大カツラの木と盛りだくさんでした。
満足感で少しやり切った感が出てしまうほどです笑。
筋肉痛もほとんどなくて、やはり継続して動くことは大事ですね。
この日は20キロほど歩いたのかな。
2年越しのイブネクラシ訪問でした、やったね、ちょっとホッとしました笑。