長谷寺参詣・・・初瀬詣でのお話です、その③の続きです。・・・
東大寺の一年でこの日だけ秘仏御開帳、法華堂(三月堂)を目指して歩きます。
大仏殿は後回しにして、鹿さんも相手にせずやってきましたが、もう行列が出来てます。
基本秘仏否定派で行列のできる店も好きじゃありませんが仕方あるまい、並びますか。
鬼瓦。
瓦に東大寺の文字。
時間を区切られての秘仏執金剛神さまとのご対面でした。
堂内は撮影禁止ですが秘仏が見られなくてもここは一見の価値がありありです。
パンフの表紙の不空羂索観音さまは秘仏ではないのでいつでも対面できますから。
不空羂索観音さまを取り囲むように金剛力士、四天王、梵天、帝釈天の方々の徹底警護体制は迫力あります。
この日は御開帳日で混んでましたがここには海外からのお客さんもほとんどいませんでした。
平日ならゆっくりご対面できるかもしれません。
同時御開帳の開山堂、四月堂と回って、二月堂に。
ここも舞台式です!
そしてここも大絵馬祭りです!
長谷寺に続いてこちらも面白い見ごたえある展覧会ですが明治以降の絵馬ばかり江戸期のものは見つけられないようです。
古いものはどうなるのかな?
舞台からの展望、木々の向こうに大仏殿の屋根がちょこん。
やはり大仏殿には行っときましょう。
境内のマップを見ながら進みます、大仏殿の裏に出る道から。
広い広い東大寺境内、敷地内にもかかわらず道標がたくさんあって笑。
昔はスマホなんて無いしこれだけ広いと迷うよね笑。
この塀に挟まれた道はいいね。
いくつかの建物の屋根を見上げながら・・・鬼瓦祭り!いろんな鬼がいますよ。
2024年ラスト紅葉はここでした。
大湯屋という建物、鎌倉時代再建の湯屋の鉄湯舟、入ってみたい・・・。
実に昭和的な「あぶない」看板、味がありすぎなイラスト。
いつまでも残してほしい。
またまた立派な道標が現れた!
大仏殿の裏の角です。
ここから大仏殿に沿って歩きますがまだずいぶんと静か。
この階段、境内マップを見ると「猫段」という名がついていますがとても貫禄のある石階段なので、ここが二月堂方面に行く正面ルートなんでしょうか?
今これを書きながら知りましたがこの階段で転ぶと猫になるとの言い伝えがあるそうです。
ああ、転べばよかった笑。
もひとつ道標!
喧騒の中に戻りました、にぎやか大仏殿前。
うーん、やはりデカい。
重機の無い時代によくこんなの建てたなぁ、とホント思います。
みんな知ってる大仏さま。
はじめにお会いしたのは小学校の修学旅行でしたね。
広目天さんおっかないってば、股間にもおっかない顔が。
その分?踏みつけられた邪鬼はやけに可愛い、ミニラに似てるのでは。
2代目大仏殿模型、鎌倉時代の建築で戦国時代に失われました。
前が開いて大仏さまのお顔が見える構造で、ああ、宇治の平等院もこんな感じで遠くから見えたはず。
現役の江戸時代再建大仏殿の模型。
あ、今の大仏殿も扉が開いて大仏さまのお顔が遠くから見えるのか!
後から見上げてみたら確かに破風の下に扉があるわ~!
調べ調べ、この扉は桟唐戸(さんからど/観相窓)と言って年に数回開けるんだという事です、知らんかった!
って、よくよく見たら東大寺のHPのホーム画面開くと初めにこれが出た笑。
あまり見ない、こちらが大仏さまの後ろ姿。
例の柱の穴、とても無理。
時間が押してきたので他の建物や東大寺ミュージアムまでは回れませんでした。
東大寺広すぎるもん。
久しぶりに手ぬぐい買いました、名所図会っぽい絵だったのでちょっと欲しくなったのでした。
少し早いですが、後は・・・ミーハー(はもう死語か?)ですが興福寺国宝館を見て帰路に就きましょう。
過去に一度来たことがありますがずいぶん綺麗に展示されるように変わっていますね。
とても楽しめた展示で満足度高い施設でした、良かった。
でも昔は阿修羅さんはじめ八部衆もっと近くで見られたような記憶があります。
そして五重塔は修復工事中でご覧の姿、シルエットも見えない笑。
マンション建築中と言われたら信じますね。
あとは興福寺内を横断して近鉄奈良駅に向かいましょう。
駅までの商店街でお土産追加~、これもまあガチ定番でいきました。
三輪駅前で買わなかった白玉屋榮壽さんの最中「みむろ」と、柿の葉すし本舗たなかさんの柿の葉すしを購入。
近鉄奈良駅の案内のお姉さん、アリサさん。
音声認識で答えてくれるのですが恥ずかしくて話しかけられない笑。
ところで・・・。
なぜ少しだけ帰路を急いだかというと、今日の予定を決めてから名古屋に帰るのに乗り換えを調べ、西大寺と八木で乗り換えての特急を調べると・・・大和八木駅にノンストップかと思っていた名古屋行の特急「ひのとり」が夕方2本だけ止まるじゃん!
朝荷物をコインロッカーに入れてからチケットを駅で調べると、なんとプレミアムシートがまだ空いてるじゃん、即決!
てなわけで朝押さえていた列車でそそくさと帰路に就いたのでした。
お上りさんのように浮かれて乗り鉄飲み鉄装備ビールとおつまみを買って乗り込むと・・・。
大坂から乗ってきたお客さんが多く帰りの便だからか室内は鬼のように静か、しーーーーんとしてます。
ちょっと浮いてしまっている二人組は超ヒソヒソ声で、ビールの栓を「ぷすっ・・・」とそーっと気を使って開けました笑。
誰も飲み食いしてないし普通に開栓すると室内中に素敵な音が響いてしまうってば!
パンフ読み読み完全にお上りさんです。
電動のシートポジションも(ヒソヒソ声で)はしゃいで動かしまくりで。
じゃがりこも口の中でなるべくバリバリさせないで笑。
プレミアムは身分不相応だったか笑。
たいへん浮かれてましたがだんだん落ち着きを取り戻して、名古屋まで快適に過ごしました!
最後に偶然にも念願のひのとりに乗ることができて良い旅の終わりでした!
いつも欲張りすぎてバタバタする我が家の旅行は今回もこんな感じになりました。
なんだか年を重ねるほどになんだか仏像好きになってきたって自覚してます。
次は伊勢への旅の続きです。