債券投資で金利が変動すると利回りはどう変わる? | FP吉田のマネーセミナー

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お金を増やす上で大切な7つの知識等をご説明しています。

始めに

 

今回は、お金を増やす金融資産運用7つの知識
のうち

 

 

 

項目
1 経済指標と金利の知識

2 利息の計算方法の知識

3 各種商品の知識

4 運用方法の知識

5 税金の知識

6 セーフティネットの知識

7 関連法規の知識

 

 

「3 各種商品の知識

 

 

(1) 預貯金等
(2) 投資信託等
(3) 債券投資
(4) 株式投資
(5) 外貨建商品
(6) 保険商品
(7) 金融派生商品
(8) 金融類似商品等

(3) 債券投資

 

 

項目

 

項目

 

イ 債券のあらまし

ロ 様々な債券

ハ 債券の利回り

ニ 債券の分析手法

ホ 債券投資のメリットとリスク

 

のうち

ハ 債券の利回り

 

ハ 債券の利回り

 

 

項目

 

(イ) 直接利回り
(ロ) 応募者利回り
(ハ) 最終利回り
(ニ) 所有期間利回り
(ホ) 金利変動と利回りの関係
(へ) 経過利子とは
(ト) 複利の概念
 

のうち、

(ホ) 金利変動と利回りの関係

からご説明いたします。

 

(ホ) 金利変動と利回りの関係

 

債権投資の場合の金利変動と利回りの関係について、
 

まず、金利が上昇局面の場合についてご説明いたします。

 

金利が上昇局面においては、

金利が低い債券は売られてしまいます。

したがって、債券の価格は下がります。

 

そして、
価格が下落した債券を購入するということは、

より少ないお金で所定の利子や債券の償還時には

額面金額が受け取れるわけですから、

最終的な利回りは上がるということになります。

次に、

金利が下落している局面の場合でご説明いたします。

金利が下降局面においては、金利が高い債券は買われます。
したがって、債券の価格は上昇します。

そして、
債券価格が上昇した債券を購入した場合には、
より多くのお金で所定の利子や

債券の償還時には額面金額を受け取ることになりますので、
最終的な利回りは下がるということになります。
 

(へ) 経過利子とは 

 

次に、経過利子についてご説明いたします。

 

債券の売買が

利払日と利払日の間で行われた場合、
 

次の利払日の利子は、

その全額を買い手が受け取ることになりますので、
 

債券の買い手と売り手のバランスをとるため、

債券の買い手は、

債券の売り手の所有期間に対応した利子相当額を

売り手に支払うとされています。

この、債券の買い手が債券の売り手に支払う
利子相当額を経過利子と呼んでいます。
 

(ト) 複利の概念

 

次に、複利の概念についてお話したいと思います。

 

割引債の場合、

額面よりも低い金額で発行されるのですが、
満期まで利息としての金銭の給付がありません。

満期までの途中で利子の支払がないので

受け取った利子を運用するということはできません。

つまり、単利の計算しかできないということになります。

 

次に、利付債の場合についてご説明いたします。


利付債の場合は、

満期までの間に利息が現金で給付されます。

このことにより、受け取った利息を

再投資することが可能となりますので、

複利の効果が期待できるということになります。

したがって、
利率が同じ場合であれば、

利付債の方が有利となります。
 

 

今回のご説明は以上となります。

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