しもやまの民話 | ほんとうのピコットさん

ほんとうのピコットさん

子どもの本屋「夢文庫ピコット」店主です。
タイトル「ほんとうのピコットさん」については、
http://ameblo.jp/pikot/archive1-200711.html をどうぞ!

 

 

今年は、お正月飾りにダルマを添えてみました。
このダルマは、東日本大震災の時に、
犬猫レスキューのボランティアさんに
交通費を送るため
友人や客さまに呼び掛けて販売したものです。

 



 

矢野アケミさんの絵本こーろころんに出てくる
あのだるまの立体化で、

その時には矢野さんが寝る間も惜しんで
たくさん作ってくださいました。

その際購入したダルマが、
こうして今も活躍しているわけです。

このダルマ、

何重にも紙を貼り重ねてあり中は空洞。

なのに、
階段のてっぺんから落ちても無傷という

なかなかタフなやつです。
今回の出番でも何度か転げ落ち、ある時など、

強風に吹かれて歩道を転がっておりました。
そんな災難にも、彼は、

へいきだよ~とシャッキリ立っていますから

さすが達磨です。
七転び八起き。


さて、ダルマの話はここまでにして、
私家版の民話集をお送りいただいたので、

そのご紹介をしたいと思います。

 

 

 

しもやまの民話

絵と文 なかむらひろこ  

まっる  うのやすお

販売価格¥3500.



旧下山村は豊田市の東、
今は豊田市に合併された過疎の地域です。
この本の著者のなかむらひろこさんは
郷土史家のうのやすおさんが収集された

小冊子を手にして

そのお話に魅了され
現地を歩いて文と絵をかかれました。

なかむらさんによれば、

お話は辺境の地だからこそ残っていた、

とのことですが、

今、この時代にも語れる人があり
自然や生活や信仰と密着した144編の民話が、
このように生き生きと再話されていることに、
驚き、そして感動します。

 

地名にまつわる語り伝え…

お寺や神社、祠の言われ…

史実に基づくお話…

山に住む生き物たちとのこと…

 

これを読むと、

少し前までは身近に鬼や天狗や竜がいて、

困りごとがあったら

山や川の神様に守ってもらう、

そんな暮らしがあったことが感じられて

ワクワクします。


このお話は

是非子どもたちに届けたい。
君たちの先祖につながるお話だよと
語ってあげてほしい。

子どもたちへの読み聞かせや
ストーリー手リングで活躍している皆さんの元に
この情報が届きますように!
という願いを込めてご紹介します。

 

 

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