<日本図書館協会>被災地、特に避難所に直接、本を送ることはやめましょう | ほんとうのピコットさん

ほんとうのピコットさん

子どもの本屋「夢文庫ピコット」店主です。
タイトル「ほんとうのピコットさん」については、
http://ameblo.jp/pikot/archive1-200711.html をどうぞ!

前回ご紹介した、

こけてもめげないダルマの続きです。

タフではありますが、体が空洞で軽いため

道に転げて行かないよう用心していました。

 

ところが昨日のこと、外に出てみると、

ダルマは所定の位置を離れ、

植木鉢の中にいました。

植木鉢に自分で入れるはずはありません。

おそらく・・・

風に吹かれて歩道でコロコロしているのを、

どなたかが拾って、

安全な植木鉢に入れてくださったのでしょう。

ピコット界隈、親切な方が多いんです。

 

そんなことがあったため、

風の強い日はダルマは店内で待機です。

 

 

 

 

 

さて、タイトルの件です。

 

能登の地震災害に心を痛め、

何かしたいと考えている方も多いことでしょう。

特に、小さい人たちに届く支援について。

 

子どもたちが退屈したとき
不安な気持ちを抱いた時、
絵本があって
だれかのお膝で読んでもらえたら
どんなにいいだろう


被災して不自由な暮らしの中での子育てに
絵本はきっと助けになるだろう


本の好きな方なら
皆さんそう思いますね。

わたしもです。

けれども、
ただ段ボールに詰めて
闇雲に被災地に送っても
必要な人の手元に届きません。
絵本を送りたいと思ったら、
子どもたちへ間違いなく届く手段が

いると思います。

 

そんなことを考えていたところへ、
<本を送りません宣言>という
日本図書館協会から提案の提案を見付けました。

詳細はこちら ・・・→


本を送らないで … というのは、
本好きにとってはショッキングな提案ですが
本当に必要な人に支援を届けるとは

どういうことか、という視点で
特に、本好きさんに一緒に考えて頂きたく

日本図書館協会からの提案をご紹介します。

本を送ってはいけないのではなく、

必要とされるところに届くような方法を、

送る側が考えているか、

という所に問題があるのでしょう。

 

東日本大震災の時わたしたちは、

避難所の子どもたちに手渡してくださる

読み聞かせのボランティアさんを探したり、

被災した保育園と連絡を取り合って、

絵本や紙芝居を託しましたが、

あれは、お役に立てたのでしょうか…。

同じ経験をされた東北の本好きさんに、

アドバイスを頂けたら嬉しいのですが。

 

 

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