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福島観光でおすすめのグルメといえば!?名物料理やご当地グルメ8選

福島観光でおすすめのグルメといえば!?名物料理やご当地グルメ8選

福島へ観光する際に食べておきたいおすすめのご当地グルメや名物料理をご存知でしょうか?

福島県は、東北地方の中でも北海道、岩手県に次いで広い面積を誇っており、福島のご当地グルメといえば全国的に有名な喜多方ラーメンをはじめとしていくつも挙げられます。

この記事では、福島観光でおすすめのご当地グルメ8選をご紹介していきます。

いつでも食べたくなる福島観光でおすすめのご当地グルメ

いつでも食べたくなる福島観光でおすすめのご当地グルメ

喜多方ラーメン

喜多方ラーメンは、日本三大ラーメンの一つとして札幌ラーメン、博多ラーメンと並んで名を連ねるくらい知名度が高いご当地グルメです。

近年では、日本の国民食を代表しているほどのラーメンとなっていますが、日本全国には地域ごとの食文化や特性などを取り入れたご当地ラーメンがたくさんあり、喜多方ラーメンは福島県喜多方市のご当地ラーメンとして広く知られています。

喜多方ラーメンの麺は、基本的に太めの平打ちちぢれ麺で、たくさん水分が含まれており、スープは定番であるあっさり系の醤油味、さっぱり系の塩味、こってりとした味噌味とお店それぞれで色々ですが、王道であるスープベースには別々の鍋で煮干しと豚骨の両方から出汁を取って、それらを合わせて使うことが多いという共通点が見られるようです。

喜多方ラーメンのトッピングは、チャーシューが2枚になるとが1枚、更にネギをパラパラっと散らすのが基本ですが、なかでも欠かせない具材であるとろとろのチャーシューは、あっさりとしたスープに合わせると見事なコンビネーションです。

そして、なんといっても驚くべきは喜多方市を歩いてみると、至るところにラーメン店が立ち並んでおり、およそ120店舗もあります。

そのなかでも、地元でも評判の「はせ川」は、喜多方ラーメンといったらココ!というほど、だいたいいつも行列になっていることが多いくらい人気の高いお店です。

すっきりとした味わいながら煮干しの出汁がしっかりと効いているスープは、井戸から汲み上げている地下水から作られており、中太ちぢれ麺との相性も良く、とろっとしたチャーシューは優しく品のある甘みを味わえて格別です。

ちなみに、土曜日と日曜日には「黒はせ川」となって、平日にはないメニューもあるなど、行列に並んでまでも食べたくなるほど究極の一杯です!
 

喜多方市では朝から営業しているラーメン店も多いほど、朝ラー(朝ラーメン)の習慣があるようなので、福島のご当地グルメである喜多方ラーメンを食べ歩きしながら堪能してみてはいかがでしょうか。

白河ラーメン

白河ラーメンは、喜多方に匹敵するくらいラーメンの激戦区である白河市で食べられている昔ながらの懐かしいラーメンとも言われており、特にワンタン麺が人気が高くなっています。

白河ラーメンの特徴としては、麺は喜多方ラーメンに比べると更にちぢれが強く、手打ちした麺を手もみで縮れさせている伝統的な方法で作られているため、もっちりつるつる食感を味わえ、コクのある醤油が深い味わいを醸し出すスープによく絡んで相性抜群です。

近年、多くの白河ラーメン店のメニューの中にワンタン麺がありますが、それは大正時代に白河市で一番初めだったラーメン店の当初のメニューが支那そばとワンタンだったため、白河ラーメンの原点の一つになっています。

白河ラーメンの人気店はたくさんありますが、その中でも白河ラーメン発祥とも言われているのは「とら食堂」で、その味に魅了された多くの人が弟子入りし、とら食堂で修行をした人が出店したお店が白河市内に100店舗を超えていると言われているほどです。

ラーメンはわりとお客さんの回転率が早い方ですが、それでもだいたいいつも行列が出来ているくらい人気があり、シンプルな中にも鶏ガラと豚ガラ両方のダシがしっかりと効いているあっさり系のスープと麺が絡み合う至極の一杯です。

ちなみに、ツルッとした喉越しが良いワンタン麺や、炭で燻してあるチャーシュー麺もイチオシです。

ラーメン界でも注目を集めている白河ラーメンの味を是非一度堪能してみてはいかがでしょうか。
 

郷土料理や名物を堪能する福島観光でおすすめのご当地グルメ

郷土料理や名物を堪能する福島観光でおすすめのご当地グルメ

わっぱめし

わっぱめしは、会津米を出汁で炊き、色んな具材を合わせて蒸す会津地方の伝統的な郷土料理で、曲げわっぱという約500年もの伝統が受け継がれている工芸品を使って作られることから名付けられました。

曲げわっぱは、ヒノキや杉などの薄い板を曲げて作った円筒の形をした箱のことで、かつてはお弁当箱として活用されていました。
 

会津若松では、曲げわっぱの生産地として古い歴史があり、地元で仕入れた食材をたっぷりと敷き詰めた丼ものみたいな料理というイメージがわっぱめしです。

バラエティ豊富な具材は、地元で穫れるカニ、鮭やイクラ、きのこやぜんまい等の鮮度の良い旬な食材と、それぞれのお店により三つ葉やしらす、ごま等をふりかけて出来上がり、ご飯と素材そのものの旨みがバッチリ合って、その美味しさについ掻き込みたくなってしまうほどです。

具材とご飯をかき混ぜてから食べると、シンプルな中にもしっかりとした旨みと深い味わいが口の中に広がります。

わっぱめしを味わうなら、元祖である「田季野」が人気があり、初代の店主が1970年(昭和45年)に檜枝岐村で曲げわっぱに出会って、わっぱめしが作られました。

メニューが豊富なので、電車で旅をするお供にも良いですし、わっぱめしをお土産に買って帰るのもオススメです。

高遠そば

高遠そば(たかとおそば)とは、一本のネギをお箸の代わりにして食べるアザギ大根のおろしそばのことで、ねぎそばとも呼ばれています。

アザギ大根とは、会津の殿様が信州高遠藩で育った際に持ち帰ってきたと言われている辛みが強めの大根のことです!
 

お箸の代わりに一本ネギを使って食べるといったユニークな食べ方をする変わった文化は、元々長野県が発祥の高遠そばが会津の地域で知れ渡ったことが始まりと伝えられており、ネギのように長く細く、白髪が生えてくるまで生きるという意味合いを込めて、ネギを添えて食べるようになったとのことです。

ちなみに、かつてはお祝いの際に振る舞われる料理だったため、縁起を担ぐ意味でネギを切らずに一本そのまま食べる習わしになりました。

高遠そばに一本ネギを添えて提供し始めたお店である「三澤屋」は、福島県でも人気の観光スポットの一つで、江戸時代にあった宿場町の雰囲気を残している大内宿にあります。

会津産のそば粉を使用した十割そばのため、蕎麦そのものの香りが良く、ネギは薬味として蕎麦と一緒に食べたあと、残ったら持ち帰りも可能です。

蕎麦の味を存分に堪能したい人にイチオシの水そばは、ぜひ一度は食べてみたい絶品です。

水そばは、綺麗な井戸水を使って作られた蕎麦をネギと一緒に味わうシンプルなメニューですが、かつお節やくるみ等が入った薬味も一緒にセットになっているため、2回3回とまた違った味を満喫できちゃいます。

福島の人気観光スポットである大内宿へのお散歩がてら、伝統的な日本家屋の茅葺屋根に囲炉裏のある雰囲気の中で、福島名物の一つである高遠そばを満喫してみてはいかがでしょうか。
 

珍しいご当地バーガーを味わえる福島観光でおすすめのご当地グルメ

珍しいご当地バーガーを味わえる福島観光でおすすめのご当地グルメ

国見バーガー

国見バーガーは、骨まで食べられちゃうサバの味噌煮とトマトやレタス、玉ねぎをパンで挟んだハンバーガーのことで、東日本大震災後に商店街の復興に向けて、国見町商工会の青年部メンバーが町のグルメを作ろうと考えて生まれたものです。

サバの味噌煮といったらご飯のおかずだと思ってしまいがちですが、意外にもパンとも相性が良く、それ以降国見町を象徴するご当地グルメとなりました。

東日本初のご当地バーガーグランプリ「ふくしまバーガーサミット2014」の際には、国見バーガーが一番多く投票数を獲得し、グランプリに輝いたよ!
 

道の駅 国見あつかしの郷にある「国見バーガー&ジェラトリア」では、サバの味噌煮が入っているクラシックの他に、チーズ入りチキンソースカツやあつかしコロッケ、ホットチリのバーガーもあるので、食べ比べてみてお気に入りを見つけてみるのも良いですね。

  

喜多方ラーメンバーガー

喜多方ラーメンバーガーは、その名の通り喜多方ラーメンをハンバーガーにしたものが2008年に誕生したのですが、思った以上に本格的に喜多方ラーメンの味を感じられてビックリさせられてしまう福島の新しいご当地グルメです。

作り方としては、円盤状に焼き固めた麺をバンズの代わりにして、豚の角煮もしくは地鶏、なるとやメンマ等の具材を挟み込み、とろみを付けた醤油味のラーメンスープのソースで味付けされています。

喜多方ラーメンだからこそのコシを感じられるように、麺の表面をカリッと焼いてあり、中はモチモチした食感を味わえてダブルで美味です。

喜多方ラーメンらしく麺はあっさり系の味付けですが、中身の具材は味がしっかりめになっているので、麺と具材を同時に食べると、よりいっそう美味しさが感じられます。

喜多方ラーメンバーガーは、道の駅 喜多の郷のレストラン「ふるさと亭」のみでの製造販売となっていて、テレビや口コミなどで一気に有名になり、数量限定販売ゆえに休日には売り切れてしまうほどの人気で、今となっては道の駅には欠かせないご当地グルメとなっています。
 

やみつきになるB級グルメを食べ尽くす福島観光でおすすめのご当地グルメ

やみつきになるB級グルメを食べ尽くす福島観光でおすすめのご当地グルメ

円盤餃子

円盤餃子は、一口サイズの餃子を円盤形のフライパンにびっしりと敷き詰め、少し多めの油でパリパリに焼き上げる餃子で、福島県の中でも人気の高い温泉地である飯坂温泉が発祥の名物餃子です。

今でもなお営業している「満腹」の創業者が、当時満州で水餃子の調理法を見た際にヒントを得て作ったのが円盤餃子の誕生となり、普通の餃子に比べると白菜がたっぷり詰まっていて、シャキシャキ感のある歯ごたえを堪能できます。

円盤餃子を新しい福島県の名物にするべく、2003年(平成15年)に「ふくしま餃子の会」が発足しました!
 

円盤餃子の元祖である「満腹」は、1953年(昭和28年)に創業し、福島駅より徒歩で15分くらいの場所にあるので利便性も良く、地元民たちもこよなく愛する人気の高いお店です。

餃子の餡のベースは、白菜が主の野菜が7割で肉が3割で、さほど油を使わないで焼き上げられた餃子は、薄めながらにもっちりとした手作りの皮に、サクッとして香ばしい焼き具合を楽しみながら、白菜の甘みと肉汁が口の中であふれ出す感じは最高です。

1人前は30個と多そうに見えますが、小ぶりの餃子なので意外とペロリと食べ切っちゃえそうです。

円盤餃子もそれぞれのお店によって、タレが違ったり、にんにくが多めになっていたりと様々なので、お好みのお店を見つけてみてはいかがでしょうか。
 

ソースカツ丼

ソースカツ丼は、極厚なのにジューシーだからかモリモリと食べられちゃう天下一品のカツ丼で、福島会津のB級グルメとしてどこの洋食屋さんのメニューにもあるくらい人気が高くなっています。

丼のご飯の上には千切りキャベツが乗り、その上に溢れ出しそうなくらいの分厚くてアツアツサクサクなカツにはたっぷりと甘めのソースがかかって、ジューシーで香ばしくて思わずご飯が進んでしまいます。

通常サイズでもボリュームがあるため、持ち帰り用のタッパーがあるお店もあったりするので、女性やお子さん、少食めの方などは注文時にボリュームを確認しておいた方が良いかもしれません。

1948年(昭和23年)に創業した「元祖煮込ソースカツ丼の店 なかじま」は、お店の名前通りで通常の割り下ではなくソースでカツを煮込む「煮込ソースカツ丼」が人気の老舗です。

まろやかな中にもスパイシーさのあるキャベツソースカツ丼と、先代の社長が考え出したコクと旨みのあるソースで煮込んだソースカツ丼は国内でも随一の絶品です。

家族やカップル友達と訪れた際には、煮込ソースカツ丼とキャベツソースカツ丼どちらも注文してみて、食べ比べできるので良いですね。

福島のB級グルメであるソースカツ丼の味の決め手にもなるソースの味は、お店それぞれでも違ってくるので、いくつかのお店を回ってみて、お気に入りのソースカツ丼を見つけてみてはいかがでしょうか。

 

福島観光でおすすめのグルメといえば!?名物料理やご当地グルメ8選のまとめ

福島観光でおすすめのご当地グルメについて参考になりましたでしょうか?

福島県は、東北地方の玄関口ともなっており、見事な自然に囲まれ、古い歴史を感じさせてくれる大内宿などの観光スポットも豊富にあったりと、旅行先としては魅力満載の観光地で、数多くのご当地グルメや郷土料理も堪能できます。

旅行する際には大切な絶品グルメは、その土地でしか味わえないものだと思うと、どれもこれも全部食べたくなってしまいますよね。

ご当地グルメに魅了される部分の一つとして、地域の特性や歴史などを食を通して知ることができるということもあるのかもしれません。

福島への観光と共にB級グルメや名物料理やなどたくさんの美味しいグルメを、めいっぱい満喫してみてはいかがでしょうか。


 

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