【教育小噺】地方で旧帝大以上への現実的な道のり | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

【教育小噺】地方で旧帝大以上への現実的な道のり

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今回は【地方で旧帝大以上への現実的な道のり】と題し、お話をしていきます。

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ありがとうございます。

 

3月に入ると国立大学の合格発表が続き、インターネット上では最難関大学の合格者の多い高校はどこなのか、といった速報が行き交います。

教育に関心のある方は子どもの年齢が中学生、高校生になると気になってチェックしてみたり、中学受験の予定があれば子どもが小学生でもどの高校からどのくらいの合格者を出しているのかと調べる方もいるでしょう。

大学受験は現役合格であれば高校3年生、年齢的には18歳で進学先が決まるわけですが、その大学も高校以上に偏差値の高低差があります。

2000年代に私立大学が増えましたが、その中でも昔から変わらない特別な存在の大学があります。

私立大学であれば早慶、上智や東京理科大、MARCH、関関同立、国立大学では東京大学、京都大、旧帝大、東京医科歯科大学と東京工業大学を統合した東京科学大、一橋大学です。

 

その中でも、有名私立大学に通わせる経済的な余裕がない家庭も少なくない地方では【旧帝大や同等の大学】というのは子どものエリートコースの王道と見る節があります。

国立大学、しかも旧帝大以上となると理系文系問わず【どの教科もちゃんと仕上がっていないと入れない】わけですから、地方に住んでいると近所から【あの子はスゴイ】と見られます。

とはいえ、インターネットで教育情報が入手できる時代になったとはいえ、まだまだ【受験学年から頑張れば入れる】という親の時代の受験の感覚が色濃く残っていないともいえません。

それなりに教育産業が揃っている地域でも、小学生の頃から塾通いをさせる、勉強を軽視しない子育てをしている家庭は少しばかり目立つこともあります。

そんな地方で旧帝大以上を実現するには、どのような道のりを辿るのが現実的なのでしょうか。

 

トップ高校や公立中高一貫校を目指す

まず、トップ高校や公立中高一貫校を目指しましょう。

地方から旧帝大以上の大学の進学実績がよい高校はほぼ例外なくトップ高校や公立中高一貫校になります。

同級生にそうした大学を受ける、目指しているという環境が整っている学校というのは地方においてはトップ高校と公立中高一貫校の二つになると思っていいでしょう。

ですから、大学受験を考えると【トップ高校を目指す】または【公立中高一貫校を受験する】の選択になると思います。

公立中高一貫校は頭の良い子も落ちる可能性がある狭き門ですし、地方でも小学生の頃から塾に通い準備をしている子が多いです。

ただ、受験のために小学生の頃から学校以上の勉強をしていることはプラスになります。

もし、不合格となっても落ち込まないでください。

万が一不合格になった場合は学区の中学に進学し、高校ではトップ高校を目指すように切り替えましょう。

公立中高一貫校の中でも中だるみで成績を落とす子もいるので、中高一貫校を経由して旧帝大以上の大学に近づける子というのは【ギリギリで中学には入れた子】ではなく【中学1年の最初から上位層をキープできる高い学力がある子】になります。

小学校5年生時点で【公立中高一貫校を受けて合格しても楽な方に流される心配はない】と太鼓判を推せるのであれば、中学受験をする決断を下せます。

 

トップ高校からの旧帝大以上という道のりは、親世代の頃からある地方の王道のエリートコースです。

地方のトップ高校では早稲田や慶応を目指す子よりは、旧帝大以上を目指す子の方が多いという特徴があります。

ただ、高校の中でも上位層にいないと旧帝大以上への進学は難しくなります。

各中学のトップの子ばかりが集まる学校ですが、高校に入ったらパッとしない、旧帝大以上を目指せると思っていたけれど、そんなことを口にすることもできない、ということも珍しくありません。

やはり、公立中と入試をパスした人だけが集まる高校とでは勝手が違います。

合格したから万々歳ではなく、どのくらいの立ち位置で合格できそうかというのを模試などの結果から推測して、【志願者の中で上位○○%以内には入りたい】という目標を掲げておくのをお勧めします。

 

自分で先取り学習ができる

次に重要なことが【自分で先取り学習できるかどうか】です。

これは公立中高一貫校であってもトップ高校に入っても共通のポイントになります。

大都市圏の私立の中高一貫校のようにガンガン先取りをしていくことが難しいので、地方に住んでいる子が旧帝大以上を目指すのであれば、ライバルとなる都会の子達と良い勝負ができるよう、その子達とおなじようなスピードで先取り学習することが避けられません。

地方の進学校は高校に入ってから一斉に高校内容を勉強していくわけですが、トップ校や2番手校の授業スピードは大学受験が待ち構えていることもあって速いです。

やはり、最上位層は最難関大学、難関大学を狙っているので【その生徒達が大学受験を無事に受けられるように】とばかりに、学校の授業も公立中学時代のように真ん中より下あたりの学力層向けには行いません。

ですから、高校に入ると、いかに自分で予習していけるかどうかにかかってきます。

 

子ども①が通う高校でも、特に数学や英語は【予習していることが大前提】とばかりに授業が進められています。

東大、京都大、旧帝大、医学部医学科を目指している同級生は数学の予習をガンガン進めており、【高校1年で数ⅢCまで一通り勉強し終わっている子】もいるようです。

英語に関しても、自分で勉強しつつ少しずつ共通テスト、大学の二次試験や私立大学の筆記試験といった過去問を解いてブラッシュアップしています。

旧帝大以上を目指す場合、授業通り、または授業内容の復習ばかりしているとどんどん乗り遅れてしまいます。

授業を完全なる復習の場とするような勢いで自分で時間のある時に先取り学習を進められるかがポイントになります。

 

高3は大学受験に向けた準備に充てられる

そして先取り学習をしてきたことで、高校3年生は大学受験に向けた準備期間に充てることができます。

数学や英語は過去問題をたくさん解いたり、数学を先に予習していることで、理科科目など他の教科の勉強に時間を注ぐこともできます。

旧帝大以上を目指すということは、他の地方のトップ高校、公立中高一貫校や大都市圏の中高一貫校の子達と戦うことを意味するので、合格を勝ち取るには筆記試験でより良い点数を取ることが絶対条件です。

国立大学はまず共通テストを受けて、そして大学の二次試験を受ける流れになりますが、第一関門である共通テストで失敗してしまうと当初予定していた大学を受けられない、変更を余儀なくされるということもあります。

ですから、志望校対策をするだけでなく、まずは共通テストで良い点数が取れるような勉強もしていかないといけません。

つまり、旧帝大以上を目指すのであれば【共通テストで高得点を取る】と【二次対策をする】を並行して行う必要があります。

共通テストに関しては、旧帝大以上を考えている高校生なら普段の勉強でそれなりに良い点数を取れると思いますが、出題傾向が変わったりして思ったよりも点数が取れないということはよくあるので、しっかり対策をして万全の状態で臨むのが理想的です。

そう考えると、高校3年生の時点に普通に授業を受けて夏休みに本格的に受験勉強をスタートするというのは無理があります。

 

公立中高一貫校ですと多少は先取り学習するので高校受験組に比べればまだ余裕がありますが、それでも大都市圏の私立中高一貫校に比べるとスピードは落ちるので、【高校3年を大学受験に向けた準備期間にする】と中学3年生頃から大学受験に向けて計画を考えて、自分で先取り学習を進めるのがベターです。

地方の高校は大学受験を高校受験と同じような感覚で捉えている子もいますが、旧帝大以上という全国レベルの戦いとなる受験では【大都市圏の中高一貫校の子達の動き】を念頭に置いて勉強に励むことが求められます。

地方の子でも毎年のように旧帝大以上の大学に進んでいる子はいます。

高校受験組だから、地方だからと言い訳せず、【地方出身者の戦い方】をして受験に挑んでいきましょう。

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