今回は【子どもの学力をワンランクUPさせる方法】と題し、お話をしていきます。
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ありがとうございます。
子どもが小学生、中学生になると親目線で勉強に対する不安なことや気になることというのは変わっていきます。
中学受験をするわけではないのであれば、小学生では学校のカラーテストの点数が子どもの学力を測る物差しになります。
学校で学ぶこと、教科書内容を理解しているかどうかを確認するカラーテストで良い点数を取っていれば【学校の勉強は理解している】ということになり、親としては一安心です。
しかし、中学生になると定期テストを受けてみると小学校の頃のような点数が取れない子の方が圧倒的に多く、【このままで大丈夫か】【トップ高校に入れるかと期待していたのに無理かもしれない】と悩み事が一気に増えていく家庭も少なくありません。
テストの形式は数カ月に一回、複数の単元がテストに出る、そして短期間に一気にテストが行われるようになるので、中学のテスト形式に対応できない子は成績が下がる、順位が上がらないということになります。
こういう状態から立ち直り、成績が上向きになるようにしていくには学習時間を増やすことが不可欠です。
けれど、勉強時間を増やしても思うような結果が出ない、成績をキープするのがやっとということになる子もいます。
親としては【勉強しているから成績が上がると思っていたのに】とため息をついてしまいますが、勉強方法に上がりにくい原因が隠れていることもあります。
また、小学校の頃でも、カラーテストが良いからと塾が開催している無料のテストを受けてみて結果がボロボロという子もいます。
【なんでこんな点数を取るのか】
【もう塾に入らないといけないのか】
【こんな難しいテストでも高得点を取る子がいるなんて信じられない】
こういう感情が湧き上がってくることでしょう。
小学生で塾のテストを受ける場合も、普段の勉強とはまた違う勉強法、視点を持つことでより良い結果を出すことができます。
それでは、子どもの学力をワンランクUPさせていくにはどのようなことを気にしていけばよいのでしょうか。
間違えやすい傾向を明確にする
まず、宿題やテスト、家庭で使用している教材で【よく間違える問題】【いつもよりも正答率が低い単元】はどこか振り返ってみましょう。
間違えやすい傾向を明確にすることで、子どもの学力を伸ばす妨げになっている部分が見えてきます。
塾で教えている時も問題を解きっぱなしの子はけっこういました。
そして、成績が悪い子ほど間違えた問題をそのままにしており、簡単に言えば【復習が出来ていない状態】だったのです。
自分のできないところを無視し続けるというのは、成績を上げていくには致命的なことです。
得意不得意を把握しないと、効率的に学力を鍛えることもできません。
そして、学ぶ内容が難化すると間違えやすい問題が更に増えたりして、成績をキープすることも難しくなります。
間違えやすい傾向は、国語であれば漢字や文法、読解問題、読解問題であれば物語系か論説文なのかというところまでしっかり考えつつ、その問題の中でミスが多いのはどれなのかと探っていきましょう。
例えば、我が家の子ども①は文法のなかでも【敬語】を苦手にしています。
これは高校生になり、割と得意としている古文の中でも【敬語のジャンルを間違える】と自覚しています。
それでもピンポイントで克服すべきジャンルが分かっているので対策しやすいという前向きな捉え方ができます。
ただ、小学生や中学生の頃に苦手だったところを意識せず、無意識のまま克服せずにいると高校生になってもよく分からないままになるかもしれない、と子ども①を見ていても感じました。
間違える問題、傾向というのは家庭学習で使用している教材から分かることもあります。
勉強していると安心するだけでなく、教材を定期的に確認して【算数の文章題に苦戦する】【国語の要約が苦手】【社会の日本地理の中でも工業地帯を覚えていない】と間違いが多い単元や傾向を把握するようにしましょう。
間違えやすい傾向がハッキリすれば、【この部分を克服したら成績が上向きになる】というのが分かるので、子どもの方も勉強に対して前向きになれます。
応用力をつける
さて、成績をワンランクアップしていくには【応用力の有無】がカギを握ります。
短期間で劇的に偏差値を上げるという凄まじい要望も経験したことはありますが、応用力をつけて欲しい、という親の要望は塾でもよく耳にします。
基礎学力はある。
子どもの学力はまぁまぁ良い。
けれど、小学校のテストでは毎回満点や高得点ばかりだけれど塾のテストを受けたらボロボロ。
こうした親は【応用力を】と望むわけですし、個人的には望むのは自然な流れだと思っています。
それでは具体的にどうやったら応用力をつけていけるのでしょうか。
個人的に日々の学習で以下の勉強を意識していくと、応用力を身につけやすくなると考えています。
まず、盤石すぎる基礎学力を身につけ、学校のテストで出るような問題ではなく、応用問題が多めの問題集やドリルを嫌がらずに取り組むということを継続していくに限ります。
なかなか当たらない問題、考えさせる問題は子どもは嫌がりますが、真正面から向き合わないと応用力が身につきません。
サクサク解けないので、最初は嫌がる子も多いので、問題集選びは子どもの性格を踏まえて【7~8割くらい自分で解ける】というレベルの教材からスタートしていきましょう。
また、塾のテスト等は小学生向けでも【カラーテストと同じ】という作りではありません。
基本問題は最初の頃に少しだけ出るだけで、多くは【学校で見たこともないような問題】が出たりします。
そういうテストは無意味なのかと言えば、そうでもなく、中学に入ってからの定期テストや中学生向けの高校入試に向けた模試などを考えると小学生の頃からテストの出題形式に慣れておくというのはプラスになる面もあります。
楽しく忍耐力をつける
親も子どもの頃は勉強、成績、親からガミガミ言われる、ということを経験している方も少なくないと思います。
ガミガミ親から言われることといえば【さっさと宿題をしなさい】【ダラダラしないで勉強しなさい】が代表的です。
言われて嫌な気持ちはしないのに、何故か親は言う訳ですが、時が流れて自分が親という立場になって同じようなことを我が子に言ってしまうというのは正直嬉しいものではありません。
親の方も好き好んで口にしているわけではありません。
親からみると【勉強を続けられない】【楽な方に流されていく】という情けなさ、そして自分と同じだなという不甲斐なさを感じているところもあります。
人間は楽な方を選んでいくものですが、成績を上げる、ワンランクアップしていくにはどれだけ忍耐力があるかで結果も変わってきます。
勉強を続けるのも【ゲームや動画視聴を見ない】という強い意志がないといけません。
とはいえ、思い立ったらすぐにできるわけではないです。
忍耐力を身につけるには、【誘惑を断ち切ることができた】という経験を重ねていくことが必要です。
まずは、動画視聴の時間を減らす、ゲームで遊ぶ回数を減らすということをしていき、【やればできた】という経験を積み重ねていきましょう。
そして、子どもに丸投げしておいても、やるようにはなりません。
勉強の方は【毎日家庭学習をちゃんとやっている】という声がけを親がして、忍耐力をつけるまでの道のりを辛いものにしないような雰囲気にするよう心がけてください。
頑張らないといけない、という言葉は子どもにプレッシャーを与えるだけになります。
【気がついたらできるようになった】となるように意識しましょう。