写真の加工について考えてみました

プロフィール写真、婚活写真の撮影で、レタッチ希望のお客様は結構おられます。

 

程度も様々で、色味や明るさ程度のものから、この部分は消してほしいとか、もう少し細くとか（笑

 

 

不自然にならない程度で、お客様が望んでおられるなら、加工させて頂いてます。

 

でも、何もご希望が無ければ、少し肌を滑らかにするくらいしかしないんですよ。

 

 

よくお客様に対してカメラマンさんが、

 

「加工しないありのままがいいですよ」

 

とか、

 

「実際にお会いした時にギャップがあるといけないので」

 

と言うのですが、それも何か気持ちの押し付けのような気がします。

 

 

先日、名古屋で撮影会を開催しました。

 

撮影させていただいたお写真で、どの写真がいいか選んでいただくのですが、面白いなと思うことがあるんです。

 

 

絶対これは選ばれるよね？と思った私の渾身の一枚より、試し撮りの写真が選ばれることもあって、やっぱり人の感覚ってみんな違うんだなった思いました。

 

 

あるお客様からこんなお話をお聞きしました。

 

撮影後の写真が納品されたので、ワクワクしながら見たらなんか違和感があったんだそうです。

 

「えっ？私のチャームポイントと思っていたホクロがない」

 

 

そうそう、お客様は自分の自慢のひとつだったのに、カメラマンさんは良かれと思って消しちゃったんですよね。

 

これって悪気はないんですよ。

 

でも、こうとも取れます。

 

「あなたのその部分はみっともないですよ？」

 

と言っているのと同じと思うんです。

 

 

髪がはねているのだって、人によっては動きがあって好きという人もいます。

 

人によって見方や感じ方は違うもの。

 

だから勝手に必要以上の加工はしてはいけないと、そんなことを改めて思ったので書いてみました。