大阪大会決勝 DL 対 花忠社

現在のスコアは6-9

8回表DLの攻撃。

 

ワンナウト2塁でバッターボックスには花本。

 

監督は勢いに乗ってあと3点いこうと盛り上げる。

 

監督は3年生でまだ出ていないのは誰だと気に掛ける。

四葉だけだ。

 

四葉は来るかわからない出番に備えてベンチ裏で素振り中。

 

花本が打った!

センター前ヒットだ。

 

2塁ランナーの飛田は3塁を回る!

鉄砲肩の砂金はホームへ矢のような返球!

 

少しそれてセーフ!

 

その間に花本が2塁へ向かう!

キャッチャーは送球するがセーフ!

 

7-9 2点差で1アウト2塁。

 

鷲中は外野フライで花本はタッチアップして3塁へ。

次は4番門松。

期待が高まる。

 

四葉が素振りから戻ってきた。

監督が四葉を呼び、9回のいいところで代打に出すと告げる。

 

四葉の実家は和歌山の過疎地。

隣の家まで1500メートルある。

シチューを作りすぎた時は隣の家の人と中間地点で待ち合わせて渡すらしい。

その間一切街灯はないが、星が明るいので問題ない・・

 

飛田がおなじみのこの話を四葉にふるとベンチはいつものように爆笑に包まれた。

 

今日は四葉の両親も見に来ている。

監督は四葉の手のひらを見る。

マメだらけでごつごつした手を監督は芸術だと言った。

 

門松は三振に倒れてチェンジ。

この試合、まだヒットが出ていない門松は悔しがって叫ぶ。

観客席の鬼頭も一緒に悔しがる。

 

〇感想

 

追加は1点だけか・・

勢いに乗れそうなところで自分がブレーキになってしまった門松が珍しく感情的になりました。

主砲の不調って、やっぱり勝敗に大きく関わってくるような気がします。

盛り上がりかけたベンチもクールダウンしてしまうでしょうし・・

DLに傾きかけた流れも、もし8回裏に1点でも入れられたら再び花忠社に行ってしまいます。

8回裏は3番雨谷からだし。

砂金と檜の対決が勝敗のカギを握りそう。

 

最終回のいいところで四葉を使うと監督が言っていました。

チームを気遣って自ら代打要員を申し出た四葉。

最高にヒリヒリする場面での登場となりそうです。

四葉の回想シーンが楽しみ・・

 

9回は南からの打順だから代打があるとすれば都築のところかな。

9回裏の守備があるので檜と狩野に代打は送れません。

それか、1年生の藁のところとか?

勝敗を考えると難しい決断です。