滋賀県の、居原田麗先生が闘病の末に
お亡くなりになってから昨日でちょうど一年でした。
この1年、先生のことを
忘れたことはありません。
1年前の年始、本当に辛い時期でした。
まだまだ、辛くて、わたしは今も
思い出しては泣いてしまうこともあります。
それだけ私にとって大切な恩師であり、
友人であり、同じ歳の息子をもつママ友のような
存在でもありました。
春が来た時、
麗先生はこの桜を見ることができなかったんだな、
と思い、
夏が来た時、
麗先生はこの歴史的な猛暑は経験しておられないんだな、と思い、
あらゆる場面で思い出しては、複雑な気持ちに
なっています。
でもね、
この辛い気持ちというのは
「乗り越えようと頑張らなくていいんだ」と
言われたことがあって、それがとても腑に落ちて、
いまはその感情と共に暮らしているんです。
乗り越えたり
忘れたりしたいわけではないんですよね。
身近な人を亡くすということは
生きていれば誰しもがいずれ
経験することですよね。
先生のことを忘れたくないから、
頻繁にこの思いを取り出してはまた
心にしまう、ということを
繰り返しているのだと思います。
それでいいのだと思います。きっと、自然なことです。
一周忌に滋賀へ
うかがうことはできなかったのですが、
こうして先生のことに思いを馳せる時間は、
きっと天国の麗先生にとどいているのではないか、
とも、思っています。
本当に美しい方でした。
大好きです。目標です。今も。
私たち生きている人間は、
毎日を大切にして、健康に気をつける、
感謝して生きる、きっと、ただそれだけです。
この一年はとくに、
目の前の診療と自分の健康を大切にしながら
休みの日は会いたい人にたくさん会いました。
いつか集まろうね、いつか会おうね、
といいあっていた親戚とも数年ぶりに会えたりも
しました。ランチしたいね、という友達とも
日程をきめてランチを実現できたり。
いつか、いつか、ではなく、実現させること、
前にすすめた気がします。
わたしたちは
コロナの数年を経過したこともあり、
「会いたい人にいつまでもいつでも会えるわけじゃない」ということを実感した時代の中にいます。
今を大切にしてね、
と麗先生から言われているような気がして
なりません。
麗先生、ありがとう、大好きです。
先生みたいに、全力で診療と子育てしながら
わたしも発信つづけますね。
持病のIgA腎症も、きちんと定期検診を
つづけ、そのほかのがん検診にもきちんと行きます。
忙しくても、そこは最優先ですから。
Dr.Moeでした!