(『日曜美術館/アートシーン』より)


現在開催中の「あやしい絵展」の特集から、特に気になった2点を抜粋いたしました。



【焔/上村松園】(大正7年作品)

嫉妬に狂い、自らの髪を噛む女性の姿を描いています。多少の嫉妬は可愛いもんですが、度が過ぎるとストーキングに直結してしまいますよね。その境目はアナログなので、非常に微妙です。


私自身も嫉妬していた世代はありましたが、嫉妬しても何も生み出せないどころか、自分自身が壊れていくのがわかり、嫉妬するくらいなら、自らの記憶から抹消することを選びました。つまり、相手は世の中に最初からいなかったことにするのです。ドラえもんの「独裁スイッチ」のような感覚ですね。これは非常に楽チンです♬



【横櫛/甲斐庄楠音】(大正5年作品)

愛する男のためなら、人を殺めることさえいとわない、妖艶な女性の姿を描いています。お気付きの方もいらっしゃると思いますが、これは現代でいう「壇蜜さん」にそっくりな表情ですよね(苦笑)



学芸員の方はおっしゃいます。この「あやしい絵展」こそ、人間の本質をえぐり出したものだと。なるほど、言い得て妙です。どんな人間でも聖者ではありません。浅かれ深かれ、人間の心の中には必ず闇が存在するのです。


会期・会場のご案内です。


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