来年、還暦を迎える年に中学の同窓会が開かれ、

300人近い同級生の中、私が幹事長になっています。


能力的には私なんぞより優秀な人がいるのだけど、そこはやはり同級生。

私と妻のことを知っている人が多く、

皆、その成り行きを知っています。



さらに次女がこの中学に通っていた時には

PTA会長もしており、

私の父が20代目のPTA会長で、

私は50代目の会長という縁の深さもあります。 



そして教員の次女の初任地もこの中学であり、

この中学のそばにある墓地に妻は眠っています。



同期の誰よりもこの中学とは深い繋がりを持っていると、周りも思っているし、

私自身もそう思います。



しかしこの同窓会、本来なら2020年に開催されるはずでした。

オリンピックの年に開催することを目標としていたのだけど、コロナでの延期。


そして3年越しの来年、みんなが還暦になる年に開催することとしました。


さすがにもうコロナでの延期は無いと思うけど、 今はなにが起こってもおかしくない時代です。

そこは慎重に進めていきたいと思います。



振り返ると、特定の中学とそこまでの縁があるということも珍しいですね。

そして50周年の記念の年に、縁の深い私がPTA会長になるというのもまた縁だと思いました。



私は会長在任中に、50周年記念碑を、OBや地域の皆さまからの寄付を集め、寄贈しました。


ただの記念碑ではなく、

意味を持たせたいと考えた私は、

15歳で卒業していくみんなに、

5年後に成人を迎える自分宛の手紙(この時は20歳成人なので)と、

家族宛の手紙を納めるタイムカプセルを入れる機能を持たせました。

(書きたく無い人には無理強いせずに)


卒業する時に手紙を納め、

5年後の成人式前にみんなで集まり開封。

郵便局に持って行き発送する。


20歳になった自分に15歳の自分から届く手紙。

家族にも5年前の手紙が届くという仕掛けです。


最初の開封の年にはテレビ局やラジオ、新聞などのメディアが集まるちょっとしたイベントとなりました。


私の次女の手紙は自分宛、

父の私宛、そして祖父母宛の手紙が入っていました。

受け取った時に、残念ながら祖父は他界しており、その手紙を読んだ祖母が涙したのを覚えています。





この記念碑の中には卒業生5年分の手紙が納めららています。


そんなドラマが生まれているこの記念碑は、

この中学の伝統となり、

以降15年近く繋がっています。



そんな縁がある中学、同窓会を任されるのも当然ですね。


元々がテレビ局出身の私です。

楽しい時間になるように演出を考えていきます。


もうコロナとか災害とか起こりませんように。