こんばんは。

ちょっと聞いてくださいあせる

 

さあ、夕飯の支度にとりかかろうとしていた時、

 

母から留守電電話

 

おばあちゃん「帰ったら電話ちょうだい、えらいこっちゃ!」

(嫌な予感、母がえらいこっちゃ!と言う時は財布が無い時だ)

 

折り返しかけたら、

おばあちゃん「えらいこっちゃ!ヘルパーが財布を鞄ごとごっそり持って行きよった!」

 

お母さん(あ~、ついに最悪の事態が起きた!)と思った。「今から探しに行くわ」

 

こんな騒ぎは久しぶりだった。財布を隠す事はこのところ無かったのに。

キーファインダーを持って旦那と母宅へ駆け付けた。

 

母宅に着いて、キッチンの戸棚、食器棚、寝室、各部屋の押し入れ、

 

2階の部屋、靴箱、炬燵の中等々、心当たりを全て探したが見つけられなかった。

 

私達が捜索している間中、母は「そんなとこにあるわけなかろう」「ヘルパーが

 

あんな事するとは思わんかった」「わし、もうデイサービス止める」をエンドレスリピート。

 

数年前の妄想のひどい時と一緒だった。母がそう言うのを財布を探しながら

 

何回聞いたか・・・

 

財布が出て来なければ、母の思い込みは消えない。

 

ヘルパーさんの名誉のためにも、財布は絶対に見つけなければならなかった。

 

しかし、どうしても見つけられなかったので、明日又探す事にして一旦うちに戻った。

 

母が買い物に行った先で鞄を忘れてきているかもしれないと思い、

 

近所のスーパーとコンビニに電話をかけて聞いてみたが無かった。

 

母のあの剣幕だとデイサービスに「ヘルパーに財布を盗られたから止める!」と

 

電話をかけるかもしれないと思ったので、まずデイサービスに電話した。

 

あいにくケアマネさんはもう帰っていたので、伝言を頼んだ。

 

それからヘルパーステーションの責任者の人にも電話して、

 

事情を説明した。

 

もし、財布が見つからなかったら、木曜日のデイサービスと金曜日のヘルパーさんを

 

一旦保留にしてほしい、とお願いした。

 

そんな電話の最中に、母から又留守電が入った。

 

おばあちゃん「あ、もう、この件は何もせんでええからな、もう、ほっといてくれ!」

 

はてなマークはてなマークはてなマークはてなマークはあ?何、今の。どういう事?

 

もし、財布がまだ見つかっていないのなら、これまでの母だったら絶対に

 

あんな電話はしてこない。という事は、財布が出て来たということなのか?

 

だとしたら、なぜ、財布があった、と言わないのだろう?

 

あれだけ探して無かったのに、母が見つけられるわけがない。

 

私と旦那は、狐につままれたような気分だった。

 

しばらくして母に電話した。

 

お母さん「もしもし、もうええってどういう事?」

 

おばあちゃん「はあ?」

 

お母さん「さっき、財布がないって言うてきたから、私が探しに行ったやん?

探したけど無かったから又明日探すって言ったやん? 財布あったん?」

 

おばあちゃん「おぅ、財布はあるで!」

 

むかっむかっむかっむかっむかっなんやと?

 

お母さん「おばあさんがヘルパーに財布を盗られたって言うたから

デイサービスやケアマネさんやヘルパーさんのところに電話したんやで!」

 

おばあちゃん「何でそんな事言うたんや!わし、デイサービスに行かれへんやないか!」

 

お母さん「私らがあんだけ探して無かったのに、どこにあったんや?!」

 

おばあちゃん「そないいわれたら、わからん・・・」

 

お母さん(!”#$%&’!”#$%&’むかっむかっむかっ

 

頭に血が上りました。

 

が、

 

とにかく、財布が見つかった事は良かった。

 

そして母は、自分が「ヘルパーが持って行きよった」と言った事を忘れていた。

 

隠して忘れたのか、単なる勘違いだったかはわからないが、

 

母の場合、何か無くなった→泥棒(ヘルパーさん)が盗った→もうデイサービス止めるという

 

尾ひれがつくのが厄介なのだ。

 

母がそんな騒ぎを起こす度に、こちらが慌ててあちこちに電話をして、

 

対策を立てると、当の本人はもうその事を忘れている、という始末。

 

母本人はケロッとしているが、周りの者はたまったもんじゃない!

 

そして、これから、こんな事は頻繁に起こるのだろう。

 

もう、こっちの身が持たない!