ギャンブル依存症の末期は?実際に経験した借金地獄


ギャンブル依存症の末期は?実際に経験した借金地獄

ギャンブル依存症の末期


ギャンブル依存症の末期とは


ギャンブル依存症が末期になるとどんなことが待ち受けてるでしょうか。

もし、あなたがギャンブルにハマっているなら心してお読みくださいね。

決して私のようにはならないでください。


私は約10年ほど前まで重度のギャンブル依存症でした。

約12年、パチンコ屋に通い詰めた生活は、思い出すだけでも恐怖を感じます。


今回は、私がパチンコにのめり込み、悲惨な生活をしていた頃のことを紹介します。


パチンコで借金地獄


私は最大で消費者金融5社、信販系カード1社、クレジットカード1社合計8社から借金していました。

借金は最大で400万円ほどありました。

もちろん借金の原因は全てパチンコやスロットです。


恐ろしいですね。

これらの借金の返済額は毎月15万を超えていました。


給料が入ってすぐに、一斉にその月の返済を済ませます。


安月給だったので、手元に残るのはほんのわずか。


携帯代、光熱費なんか払えません。

払ったとしても食費がありません。


給料日だというのに、惨めな気分になりました。


こんな時は、わずかに残ったをお金を持ってパチンコ屋へ駆け込みました。


このときは残りのお金では生活できないのでパチンコで増やすしかないと、変な言い訳を作ってパチンコ屋へ向かっていました。


もちろん、ほとんどの場合は撃沈でした。


給料日当日に全財産を失う

給料日当日に小銭しかなくなることもありました。

あと1ヶ月どうやって生活しようか…


途方に暮れるのです。


携帯代はどうしようか…

電気代も延滞してたな…

食費はどうしようか…


給料日当日に全財産を失い、現実を受け止められませんでした。


こんな時、これは夢なんじゃないかと訳のわからないことを考え始めます。


パチンコ屋から家に帰る途中、居ても立っても居られず、全力疾走しました。


絶望感で頭がおかしくなりそうでした。


当時一人暮らしをしていたので、家に帰ってわずかに残ってる白米などを食べます。


これからどうしようか…

とりあえず日払いのバイトでも探そうか。

家に帰ってからは、お金の工面のことだけを携帯で調べまくります。


食べ物はわずかに残っていたクレジットカードのショッピング枠でSuicaへチャージして、コンビニで食パンを買って空腹を満たしました。


食パンにはマヨネーズだけを塗って食べました。

飲物は水道水です。


タバコは部屋の灰皿に溜まっていたシケモクを吸いました。


30歳間近の男がこんな生活をしてるなんて、あまりにも惨めすぎて泣けてきます。


こんな生活は一度だけではありませんでした。


毎月毎月同じこと繰り返して何やってんだろ…


絶望感だけしかありませんでした。


こんな極貧生活は一人暮らしを始めてから約4年間続きました。


幸い、家賃は給料から天引きされてたので家賃の支払いだけはなんとかなりました。


部屋があるだけマシなんだろうか…。


ホームレスすら羨ましい

こんな極貧生活をしていた時に、道端でホームレスがカップラーメンを食べているのを見ました。

カップラーメンを買うお金すらない私は、そのホームレスを羨ましいとすら感じてしまいました。


ある時は、小学生が自動販売機でジュースを買ってる姿を見て、羨ましいと感じました。

私にはジュースを買うお金すらありません。


何も買うこともできず、毎日が本当に惨めな気持ちでした。


電気とガスが止められた

ひどい極貧生活の中で1番惨めだったのは電気とガスが止められた日。


ある日、いつも通り仕事から帰り、電気のスイッチを押しました。


しかし…


電気がつきません…

何度かカチカチとスイッチを入れ直しましたが…やはりつきません。

ついに電気が止められたのです…


事前に告知は来ていたのは知っていました。

しかし私には払うお金はありませんでした。


携帯の明かりだけを頼りに部屋に入りました。

暗闇の中で、食パンを貪り食べます。


こんなアラサー男っているんだろうか…


暗闇の中で、ますます暗い気分で夜を過ごしました。


ガスは止められてないから風呂にでも入ろうかと思いましたが、なんと電気と連動してるのかガスもつきません。


まじかぁ…。

ますます青ざめました。


幸い、冬ではありませんでしたが、流石に水のシャワーはキツいです。

夜は暗くて見えないので、朝は歯を食いしばりながら水でシャワーを浴びて仕事へ向かいました。

次の日から会社でパソコンの充電をして、家に帰ってからはパソコン画面の明かりで夜を過ごしました。


洗濯は洗濯機が使えないので手洗いです。

休みの日に水で手洗いしました。


あまりにも惨めで情けなくて…

今思い出しても暗い気分になります。


こんな電気とガスのない生活を、記憶は定かではありませんが、1週間ほど過ごしました。


電気代を支払い、電気が通った時は、ものすごく幸せな気分になりました。

電気が使えるって幸せ〜


電気とガスが止められたのは、その時の一回だけでした。


それ以降、電気代はしっかり払おうと誓ったのです。


パチンコで交友関係は薄くなる

こんな私にも彼女はいました。

少ないけど友達だっていました。


しかし、常に金欠状態だったため、友達に誘われても断ることが多くなりました。


飲みに行く約束をしても、パチンコで負けたせいで、無一文に。

その場合は適当な理由をつけてドタキャンしました。

その内、誘われることも少なくなってきました。


彼女とデートする約束も金欠のため、仮病を使ってドタキャンしたことがあります。


世の中、みんな楽しい時間を過ごしている中、私はどん底の中で絶望感に浸りながら部屋で過ごしました。


任意整理


借金は最大で約400万。


返済した後、すぐに借入可能額いっぱいまで借入します。

そうじゃないと生活できないので。

しかし、ある日、一番借入額が大きかった消費者金融の利用可能額が0になったのです。


延滞はしていないのに、なぜ?と思いましたが、何となく想像はついたので問い合わせも何もしませんでした。


収入に対して借金が多すぎるというのはわかっていました。

その上、新たな金融会社へ申込みもしていたからだと思います。


こうなると流石に生活できなくなる恐怖を感じ、ついに避けていた任意整理をする決心をしたのです。


まさか自分がこんなことをするなんてと思いながら、法律事務所へ駆け込みました。


ショッピング枠しかないクレジットカード1枚のみ残して、全て任意整理を行いました。

情けない気持ちでいっぱいでしたが、支払額がかなり減ることで大分気が楽になりました。

支払いは法律事務所へ一括して振り込み。


各金融会社へ個別で返済する必要はなくなりました。


あとは勝手に法律事務所側が対応してくれます。


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新たな借金もできなくなるため、気を引き締めて生活しました。

数ヶ月の間は…。


スリップ


任意整理後、しばらくはギャンブルとは無縁の生活を送っていました。

公園をブラブラしたり、喫茶店で本を読んだり平凡な日々でした。

ある時、散歩している目の前にパチンコ屋が現れます。

今となってはなぜそんなことをしたのかわかりません。

「1000円」だけ…と思い、パチンコ屋へ入ってしまいました。


スロットのジャグラーを打ちましたが、数回転回したとき。

「ペカっ…」

何とビッグでした。

こんな時って勝つんですね。

運命のイタズラとしか思えません。


任意整理後もパチンコ屋通い

その日以降、パチンコ屋に行く頻度は増えていくのでした。

そして、新たな借金はできませんでしたが、常に金欠状態は続きます。

任意整理をしたって懲りずパチンコ屋へ通う、完全な末期状態です。

18歳から30歳頃まで私はパチンコ屋で過ごしたようなものです。

パチンコ屋が自分の部屋と言っても過言ではないくらいです。

同年代は仕事や遊びに精を出し、幸せを掴んでいく中で、私はどん底の淵へと落ちていくだけでした。

ギャンブルによって失った時間、お金、交友関係。


取り戻すことはできません。

20代は沢山勉強して、仕事して、遊んで、成長するには最高の年代です。


しかし、私は成長どころかどん底に落ちただけ。

この代償は大きいです。

友達に誘われて始めたパチンコが、ここまで人生を狂わすとは思ってもいませんでした。


ギャンブルのことは誰にも言わない

これまで、パチンコで散々な目に合ってきました。

しかし、末期状態になってからは、パチンコをしていることを誰にも言いませんでした。

自分でもクズな行為だとわかっていたのです。


職場では節約家だと思われていたかもしれません。

まさか、パチンコで多額の借金をして、任意整理後もパチンコをしているなんて。

誰も想像つかなかったと思います。


ギャンブルがやめられなくなるほどの末期状態では、人知れずギャンブルに勤しんでしまうのが特徴だと思います。


まとめ

ここまでお読みいただきありがとうございます。

いかがでしたか?

ギャンブル依存症の末期とは、借金をしてもギャンブルさえできればお構いなし状態になります。

ギャンブルによって悲惨な体験をしたとしても、やめることはできなくなっています。

また、生活費のことは頭の片隅にはありますが、ギャンブルすることが優先です。


私は幸い独身だったので、生活が苦しいのは自分だけでした。

もし、既婚者ならもっと大変なことになります。

どうか私のようにどん底に落ちないよう、今一度人生について考えてみましょう。


末期状態になる前に…。


もし、ギャンブルを始めたばかりの人なら、気をつけてください。

自分が気づかないうちに、ギャンブル依存症の末期となる道を歩んでいることを。


誰でも私のような末期状態になることはありえます。

ギャンブルは覚醒剤に似ています。

最初のうちは快感だけ楽しませてくれ、その後はどんなに苦痛のタネもなろうともやめられないのです。


幸い、私はこんな末期状態から抜け出しました。

どんな状態からでも克服は可能なんです。


しかし、末期になれば悲惨な生活になることは間違いないです。

そうなる前に、ギャンブルをやめるための行動を起こしましょう!



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