GWの件以来、クルーズお休みしておりましたが、
8月からクルーズ再開予定の我らが飛鳥II🛳
 
 
振り返ればGW、
アクセス増に大コーフンいたしておりました、我らが飛鳥II🛳
 
 
そう! 我らが飛鳥IIゲラゲラ
 
乗るとそーなっちゃうチュードキドキ
 
 
 
コロナ禍…
 
クルーズに対するマイナスイメージ……
 
 

皆の飛鳥IIのイメージを180°変えたい…!

そんな気持ちでエムスリーさん(M3.com)に持ち込んだ企画でしたが、
ご採用いただけた。
 
思いが強すぎて長くなっちゃって、2回に分けた記事。
原稿料はが2倍になっちゃうにもかかわらず(もちろん、それを狙ったわけではないw)
快くご採用いただけた。
 
 
第1回は、
 
 
今回取り上げるのは、もともとブログにあげたこの記事
 
これをメディア向け、エムスリーバージョンにアレンジしたものですキラキラ
 
 
 
===========(以下本文)
 

 

こんにちは! 旅するフリーランス女医、えりおです。

 

週の半分ほど医師として従事する傍ら、総合旅行業務取扱管理者の資格を生かし、品格ある優雅な旅へ――体験した旅の情報は、現在メンバーズメディアのほか、ブログなどを通じ発信させていただいております。

 

依然として継続中のコロナ禍、旅行・宿泊業界は多大なるピンチが続いております。クルーズも同じでありましょう。

 

一方で「新しい生活様式」「新しい旅スタイル」が提唱される中、感染対策を万全に、生き残っているホテルや宿があるのは動かぬ事実。

飛鳥II、はたまた飛鳥IIを有する郵船クルーズさんもその一つではないでしょうか。

 

 

私、実はコロナ禍&飛鳥II改装前の最後のクルーズと、改装後のクルーズ、計2回乗船しております。

制限がある中での2度目の乗船…、新鮮味がなくなったり、最初に乗船したほどの感動が薄れてしまうのではないか、と思いきや、全くそんなことはありません。むしろリピーターとして乗る方が楽しく、ますます飛鳥IIのトリコになってしまうほどのものでした。今となっては飛行機で海外に行くことにはほとんど興味が薄れ、むしろその何回か分で飛鳥IIに乗船したいくらいなものです。

 

その一因として、医師としても学びとなる、乗組員(以下クルー)の卓越したホスピタリティというのがあります。

 

前回、飛鳥IIの絶妙な船の大きさと乗客定員、クルーとの人数比などから、そのアットホームとも言えるサービスが生まれる理由に迫りました。

今回は、一度乗ったら離れがたくなってしまう、飛鳥IIの魅力にクローズアップし、医師としての学びについても、併せてお伝えしていこうとおもいます。

 

 

 

飛鳥IIならでは!クルー達の「おもてなし」

クルーは日本人と、フィリピンなどから来られた陽気な外国人で構成されています。クルーズ中は毎回といっていいほど、さまざまなクルーと、たくさんの楽しいひとときを過ごすことができます。

 

レストランやカジノにおいては、常に乗客に目を光らせ、こちらが物欲しそうにしてることを発見するや否や、すっ飛んできてくださるのは基本中の基本です。クルーズ中、待たされたことがないです。

 

が、そんなことやこんなことより、今回ご紹介したいのはもっとコアな部分です。

 

 

 

外国人クルーの言葉遣いの完璧さ

まずご紹介しておきたい、主にレストランやビュッフェなどで登場率の高い外国人クルー達。

世間話や混みいった話こそ、たどたどしい日本語ではありますが、接客・接遇における振る舞いや言葉遣いはそこいらの日本人なんかとは比べ物にならず。敬語は私より確実に正確に話します。

彼らを見ていると、自分も日本人として、物書きとして、きちんと敬語を使いこなせるようにならねばと、あらためて敬語の復習をしたものです。

 

 

 

 

名指しで挨拶いただく率の高さ

次に心打たれたのがこちら。

特に名指し率が高かったのが、ハウスキーパー、ディナーの給仕さん、カジノ長です。朝食を食べに、部屋から出るや否や、外国人ハウスキーパーから「オハヨウゴザイマス、キッタサマ~」。ディナーでも「コンバンワ、キッタサマ」、カジノでも気づいたその時に普通に「キッタさん」と呼ばれておりました。

 

各客室のハウスキーパーはクルーズ中固定されていて、私の部屋に入るハウスキーパーはクルーズを通して一人しかおりませんでした。それだけに、自分の担当するゲストの部屋と顔と名前は必ず把握しているようです。

 

メインダイニングでのディナーの座席も、コロナ禍には指定席制になりましたので、テーブルを担当する給仕たちは必ず担当する乗客の名前を覚えています。

 

カジノ長の谷村義治さんに至っては、飛鳥IIのカジノ好きであれば誰もが知っている、その接客・接遇の素晴らしさが船内で表彰されたこともあるくらいな、名物オジサマでいらっしゃいます。

 

変に馴れ馴れしく感じることなく、気づいたら客の懐に入り込み、「またカジノへ遊びに来たい!」と思わせる接客スキルは大変に素晴らしい。初めてカジノを訪れた時は、様子見程度で、決して長い滞在時間ではなかったにも関わらず、次に訪れた瞬間、普通に「お帰りなさい、橘田さん。遊んでいかれますか?」と名前で呼ばれるようになってました。

 

カジノ長の谷村さんと

 

 

「おはようございます」というだけでなく、「おはようございます、橘田様」と呼ばれてみると、ちょっとのことであるのに、なんだか自分が特別なゲストであるかのような気分になってしまいます。

これもふりかえれば外来で、果たして患者さんの「名前」をここまで意識したことがあるかと、考えるきっかけとなりました。

 

 

 

外国人クルーの直筆メッセージ

今でこそ、電子カルテの時代となり、字のキタナイ私でも世の中に通用してしまう、大変いい時代となりましたが、それだけにやっぱり直筆の手紙は今後なくならないし、ここぞという時の決め手になります。

外国人クルーが要所要所で繰り出してくる、たどたどしいひらがなで書かれたメッセージカードを目の当たりにして実感したことです。

 

 

ディナーテーブルでのこちら、クルーからのおもてなし精神もそうなのですが、クルーのお名前をお知らせいただくことにより、こちらからクルーに対して親近感が湧く効果もあります。

現に、2019年末のクルーズでお世話になったクルーを覚えていたことで、今年の4月のクルーズで嬉しい再会を果たすことができました。

 

 

 

お正月、ベッドの上にはハウスキーパーさんからこんな素敵なメッセージと折り鶴が。

 

 

彼らのたどたどしいひらがなを、なぜか愛らしく感じてしまうのは私だけではないと思うのですがいかがでしょうか。

 

あらためてこう見てみると、自分の字がキレイだのキタナイだの言っていたことが、くだらなく思えてきます。

 

直筆の文章って、キレイに書くか、ではなく、心を込めて丁寧に書くか否か。それは必ず読み手にも伝わるものだとあらためて思いました。

以来、私もここぞ!という時は直筆でメッセージを書くように心がけています。

カルテや紹介状、ともなるとここまでの愛情を込めて書く自信はないので、あれは電子化でいいかなとは思います。スミマセン…。

 

 

 

こんな感じで、乗船すると、本当に良くしてくださるクルーの皆様。並大抵の努力ではあそこまでの接客・接遇スキルは身につかないと思うのです。

仕事への取り組みや姿勢として、医師としても考えさせられるものがあります。

 

それだけに、なかなかクルーズを出発させられず、大さん橋に停留していた時期は皆様それぞれ複雑な思いを抱えて過ごされていたそうです。

 

 

 

 

クルーズに出られない…その時クルー達は

船内のショーやイベントを統括するクルーズディレクターさん曰く、船内では4ヶ月働いて、2ヶ月お休みが基本だそうで、トータルして年間250日ほど、船の上にいるのだそうです。

どうやら、船がクルーズに出ていない時も、船内に寝泊まりしてお仕事されているスタッフと、そうでないスタッフがいらっしゃるようなのですが、このクルーズディレクターさん、どうも船が出港しないときはお呼びがかからなかったようで、食いつなぐために知り合いのお店でお寿司のデリバリーのアルバイトをされていたようです。

 

食いつなぐためにアルバイトといえば、カジノディーラーさん達も同様の状況だったようで、スーパーでレジ打ちの仕事をされていたそうです。

 

今年の4月に乗船した際に、ディナーのテーブルを担当していただいた外国人クルーのマークさんからは、ある日突然こんなカードをいただきました。

女子力高すぎです

 

 

2月、3月と、ずーっと出港できず、乗客相手にお仕事ができなかったため、合間の時間に、こういった絵を描いたりしてたそうです。

 

ゴールデンウィーク中に新型コロナウイルス陽性者が見つかり、クルーズ半ばで横浜にUターンしたあの一件以来、なかなかクルーズに出られていない(8月からようやく動き出すようですが)飛鳥IIをみるのはもどかしくもありますが、焦りすぎず、ゆっくりと本来の業務に戻ってほしいと思います。そのためにも、こうした飛鳥IIの実態を、より多くの皆様に知ってもらえたらと思うのでした。

 

 

次回は、「コロナ禍でも生き残る宿泊施設2021」をお届けします。2020年度版に続き、その後私自身が新たに宿泊したホテル・旅館を厳選してご紹介し、この時期でも「生き残れる」理由を私なりに分析させていただきます。どうぞお楽しみに!

 

===========(本文ここまで)

 
 
 

編集後記:

 

校正担当のTさんから、以下のコメントいただきました。

 

 

なかなか知り得ないクルーのみなさんの状況に驚きました。

 

 

(マークさんから頂いたカードのくだりにつきまして)

ここ、おもしろかったです笑 マークさんに会いたくなりました!

 


 

 

同じく校正担当のKさんからは、以下のコメントいただきました。

 

飛鳥IIの魅力を語っていただいたことで、飛鳥IIに対する印象が180度変わりました。読者の方にも魅力を伝えるとともに、考えるきっかけを与えられるのではと感じます。

 

 

 

飛鳥IIに対して、まさにそういう反応がいただければと願って書きましたので、とても嬉しい❣️

 

一人でも多くの方にこちらを読んでいただき、共感いただければ嬉しいですデレデレ

 

 

フォローしてね!

 

 

 

 
🛳【飛鳥II】YouTube動画集🛳
 
 
音譜【飛鳥II】《神戸発 春の北前航路 境港・金沢クルーズ》関連記事音譜
 
 
 

1日目①:神戸行き〜乗船

1日目②:乗船〜出航前

1日目③:出航セレモニー

1日目④:改装後のリドダイナーへ

1日目⑤:お部屋からサンセット

1日目⑥:ディナー

1日目⑦:ショップを物色

1日目⑧:久々のカジノ

1日目⑨:お夜食〜露天風呂

 

2日目①:終日航海の朝

2日目②:朝食ビュッフェ

2日目③:最高の人生の見つけ方

2日目④:お昼ごはん〜♪

2日目⑤:パットゴルフ大会

2日目⑥:関門海峡越え

2日目⑦:ゲーム三昧&ビンゴ大会

2日目⑧:着飾って春の日ディナー

2日目⑨:庄野真代さんライブ

 

3日目①:境夢みなとターミナル着岸

3日目②:夢みなとタワーが楽しすぎ

3日目③:境港の名産品を物色!

3日目④:ランチタイム♪

3日目⑤:寄港中なのに船から出ず

3日目⑥:境港出港セレモニー

3日目⑦:和食ディナー

3日目⑧:80年代懐メロショー

3日目⑨:カジノでまさかのミラクル

 

4日目:最後の朝食〜下船

 

 

 

 

音譜【飛鳥II】関連記事🛳音譜

 

【飛鳥II】お部屋は断然バルコニー付きがオススメ!: Dバルコニーのお部屋全貌

 

【飛鳥II】乗客300人<<クルー(乗組員)400人……それがどういうことなのかを説明いたします

 

【飛鳥II】カジノ《モンテカルロ》カジノ初心者必見!ビギナーに優しい超平和カジノ

 

【飛鳥II】一人旅 & 40〜50代にビッグチャンス到来!!《おひとりD割&ミドルエイジ割》

 

★まとめ★【飛鳥II】《ニューイヤー グアム・サイパン クルーズ》で美味しかったお料理全リスト

 

【おひとりさまの過ごし方】クルーズも一人で乗る時代到来!飛鳥IIで一人クルーズ旅してくるよ!!

 

 

 

 

 

音譜【飛鳥II】《ニューイヤー グアム・サイパン クルーズ》乗船記🛳音譜

 

準備編①: 予約・クルーズ保険

準備編②: 持ち物・荷造りの注意点など

 

1日目①:乗船〜ウェルカムドリンク

1日目②:避難訓練〜夜のショータイム

1日目③:セイルアウェイパーティー〜出港

1日目④:初!ディナー

1日目⑤:夕食後もまだまだお楽しみ

 

2日目①:起床〜朝食ビュッフェ

2日目②: 船酔いの危機迫る中、昼食まで

2日目③: 昼下がりの映画〜ティータイム

2日目④:いよいよイケメン船長とご対面!

2日目⑤:正餐 & オペラコンサート

 

3日目①: 1日の計はイケメンにあり♪

3日目②: 硫黄島に接近!!

3日目③:昼食〜ウクレレとフラのレッスン

3日目④:和食ディナー

3日目⑤:ハワイアンライブ

 

4日目①:朝食パンケーキ〜初ゲーム参戦

4日目②:天麩羅重〜ラグビーW杯!?

4日目③:十八番座ショー〜初カジノ〜夕食 

 

5日目①: グアム寄港&上陸!

5日目②:グアムはさっさと引き揚げ船の中

 

6日目①:サイパンの絶景オーシャンビュー

6日目②: サイパン出港セレモ二ー

6日目③: いよいよ年越しカウントダウン

 

7日目①:初日の出&鏡開き

7日目②:おせち料理の朝食

7日目③:書道パフォーマンスと書き初め

7日目④:クルーによる驚愕!?の裏話炸裂

7日目⑤:イタリアンディナー&お夜食

 

7〜8日目:お正月大活躍の十八番座さん

 

8日目①: お正月セール!!

8日目②: まさかのニアピン賞!

8日目③:三田千岳先生の書道教室

8日目食い倒れ編①:ランチの稲庭うどん

8日目食い倒れ編②: リドグリルで間食

8日目食い倒れ編③:「海彦」のお寿司

8日目食い倒れ編④:ディナーのすき焼き 

 

9日目①: ブリッジ(操舵室)訪問❤︎

9日目②: 和太鼓教室

9日目③: 孀婦岩と鳥島通過!他

9日目④:お別れフォーマルナイト

 

10日目①: 新春ビンゴ大会

10日目②:絶景の鍋焼きうどんランチ等

10日目③: 殺陣教室

10日目④〜11日目:最後の夜〜下船