かねてから気になっておりました、

京都の鉄板焼きだったらここに行きたかった!

 

Dominique Bouchet Kyoto「Le Teppanyaki」(ウェスティン都ホテル京都3F)

フレンチの巨匠ドミニク・ブシェ氏が世界で初めて手がけた鉄板焼き​のお店

言いかえれば、
 

京都随一のフレンチ・テイストな鉄板焼き!

 

海外旅行になかなか行かれないご時世、

日本を代表する料理である「Teppanyaki」にフランスが融合。

 

他で食べられない鉄板焼きが楽しめるのでは!?

 

その期待に沿う、

他ではできない体験がたくさんできました!

 

 

 

向かいましたはウェスティンホテル京都

 

 

お店は3階にございます。

 

 

ここを入って、

 

この中、

 

この廊下がステキで。

 

 

ワインが壁の模様になってる!

のちにこのワイン達に、かなり魅せられることとなります。

 

 

 

なかなか風光明媚な景色が楽しめる!?

カウンターのお部屋にご案内いただきましたキラキラ

image

この写真で同席していた夫婦が、ちょっとしたリピーター?お得意様??らしくて、

私が到着した時、ガーリックライス食べて、あとはデザートだけの状態。

 

で、彼らと仲良し? 彼らには馴染みなお局店員がコースの前半に、この部屋を対応、

この「お局」店員のおかげで、なかなか面白い展開になっていきますこと、速報でちらっとお伝えいたしておりました。

 

 

このお局、私を

「普段ホテルで鉄板焼きなんて、とてもじゃないけど食べないんですが、

この日はガンバって来ました的な客」

とでも思ったようで、このあとかなり「やらかす」のですが、

 

 

最終的にはこの「お局」店員の体たらくをはるかに上回る、素晴らしい内容だったというわけなのです。

 

 

 

なのでこの記事、長くなりますけど、

お局のやらかしと、それを見事にリカバリーした皆さまのコントラストを強調した、面白い内容にしていこう、と思いますので、

ぜひ楽しみに、お読みいただけると嬉しいです。

 

 

 

まず、

おもむろに運ばれましたご立派なタラバカニ

(写真に写っているのはお局じゃありませんよ)

 

 

「この時期ならでは、ということで、

コースのオプションとしてご提案しているタラバガニでございますキラキラ

 

と、写真に写っている可愛いお姉さん。

 

 

おおお!

悩ましいではないですか!?

 

 

もともと甲殻類はゆがいたものより鉄板で焼く派のえりおですよ。

 

けど、この前に行ったぎをん藤さんでも、

このあと行く予定の祇園にしさんでも、

少しお金を奮発して、お高めのコースをいただいている。

 

一方で、ここは初めてのお店で、まだどれくらいの「技量」か未知数。

 

 

そもそも、今回予約したコースに予定されている、

「オマールブルーの殻付きロティ アニス風味のビスクソース」

って、これまたフレンチテイストな、オマール海老メニューも、楽しみではあったんですよ。

 

 

 

ここはお店のスタッフに相談してみようじゃありませんか。

 

 

 

などと、

実際は数秒の間、ですが、

色々と考えを巡らせていたところ、お局登場。

 

 

もっとも、この地点では、お店のベテラン店員、という認識しかないので、

有益なアドバイスをいただけるかとも思いました。

 

 

 

「オマール海老も楽しみといえば楽しみなのですよね… どうしようかしら?」

 

 

と話を振ってみたところ、

 

 

「そうですねぇ〜、通常、この時期みなさまお肉のみのコースを頼まれてるのでねぇ〜 それでこのカニを追加されるケースが多いんですよ〜」

 

 

 

あのすみません、

 

ここでの正解は、

 

「もしよろしければ、お肉のみのコースに変更されて、この時期しか食べられないこのカニを追加されるというのはいかがですか?」

 

じゃないかしら?

 

 

 

私、童顔なんだか、年齢より若くみられる上、

医者らしさを醸し出してないので、

こういうバカに下に見られること、決して少なくはないのですが、

流石に40超えたあたりから、少なくなってきたんですけどね。

久々にきちゃったかしら。。

 

 

 

 

あたいはこの地点でそう構えて、もっとこのお局に喋らせることにしました。

 

 

お肉のみのコースにして、この立派なカニにする、良いでしょう。

あとはコース変更しての差額がどれくらいか、ですよね。

そこ質問でもしてみましょうか。

 

 

「そりゃ、結構しますよ〜。このカニ100グラム4500円くらいしますから。で、今回、だいぶ大きいのでね。200〜300グラムくらいするんじゃないかしら」

 

 

 

あのね、

ここは市場じゃないんですよ。

 

今予約しているオマール海老を肉のみのコースに変更して、

そこ減額された分に、

このカニを足すと、

トータルいくらになんだか、

そこを答えていただかないとww

 

 

それとも、

こうも言えばこのコムスメ、あまりの高さにカニは諦めるだろう

とでも思ったんでしょうね。

 

 

 

 

こちらとほぼ同時に、

お酒のメニューを持参したお局。

 

ワインのグラスがミニマム3200円!

フレンチをベースを鉄板焼き、ここが勝負なのでしょう。

 

さてここは、奮発して美味しいワインを合わせるべきか。

 

東京だったら、ここで飲んだとしても、ここから帰って家でグダグダするだけです。

迷わずセレクトしています。

 

しかしここは旅行先。

東京にいる時の体力の8がけなんですよ。

もともとお酒は強くない、けど、旅先ではもっとで、

飲めるお酒の量も減るわけです。

昼から飲んじゃって、大丈夫かな〜、

ハッキリ言ってお値段よりも不安はそっちです。

 

 

が、当然、このお局にはそんなところ、見通せません。

 

普通に高くて躊躇している、とでも思ったんでしょう。

 

 

メニューを提示し、間髪入れずに言い放った一言がこちら、

 

「アルコールメニューは(全て)コースに含まれている3000円を超えるものとなりますので、差額お支払いいただくこととなりますネ〜」

 

ホテルの上の方、

もうこの人、これ以上喋らせない方がいいですよww

 

 

 

ということで、

カニもお酒もやめました。

 

もちろんおカネがないからじゃありません。

そもそもこのオレ、1時間いくらで働いてると思っているのでしょう。

 

 

 

彼女の言動で、このホテルにより多くお金を落としたげよう、という気持ちが失せたからですww

 

 

普通、この地点で、この後出てくるメニューが、この素晴らしいワインを合わせるにふさわしいクオリティか、未知数な中、

 

出だしの接客がコレじゃ、もしかしたらこの後の食事もガッカリする内容かもしれない

 

この鉄板焼き、これだけのお金を出す価値がない内容かもしれない

 

 

普通、こういう思考回路働きませんか?

 

 

ここはまず、オマール海老を味わい、

まずこのお店の「実力」を味わうことにしました。

 

手を出しかけた、ワインですが、

これも、お料理がどの程度美味しいかが未知数なので、

サンペレグリノ(炭酸水)にすることにしましたw

 

 

 

 

 

しかし、ここは一流ホテル。

ここでは終わらなかった。

 

というわけなのです。

 

 

先のご夫婦がデザート・会計をお済ませになり、離席されたことで、

お局の出番はこのあたりで終了、したわけですが、

このあと素晴らしい時間が繰り広げられた、わけなのですから。

 

 

シェフ登場、

目の前に広げられたものを見て、嬉しくなっちゃいました。

 

 

ガーリックチップは一から鉄板で作ってくださいます!

 

しかも、かなりの量!

 

これ、かなり手間がかかる作業なので、一から作ってくださる鉄板焼きのお店、決して多くはありません。

 

なので、鉄板焼きレストランに来て、この光景を見られると、まず歓喜です。

 

さらに、最初から何も言わずにここまでの量使用してくださるお店は、少ないです。

 

 

 

そうこうしている間に、運ばれてきました、

 

アミューズ・ブーシュ

キャビアを添えたカリフラワーのムース

 

 

 

 

シェフ、お野菜に着手。

 

 

ここはフレンチ鉄板焼き、

ソースにただならぬこだわりがございます。

 

 

こちらも、撮影しました。

 

 

 

このタイミングで、

ガーリックチップが!

早い段階で小分けに出してくださるんです!

 

通常、お肉のタイミングで出てくるものなので、そう思ってたのですが、

こうして早い段階から楽しめるの、いいですね!

 

 

 

ということで、出来上がり写真です。

 

京野菜を織り交ぜたシンフォニー

 

 

 

お次はオマール海老の登場!

特製のソースと、

 

 

最後はからすみをかけて仕上げてくださるそう!

 

 

半身になっても、尻尾がピクピク、

生きたオマール海老なんですよ!

 

みその部分もたっぷり!

そのまま焼き上げです。

 

こちら動画を撮影しているつもりが、途中、再生ボタンを押していなかったというミスをしたものの笑い泣き

 

なんとかうまいことまとまりました。​​​​​​

 

 

 

完成品、

 

 

オマールブルーの殻付きロティ アニス風味のビスクソース

チーズが入った可愛いパスタが添えてあります。

 

 

エビみそまでたっぷり

 

ソースとの調和がとても素晴らしい!

ドミニク・ブシェさん、

ソースにあまり塩を使用せず、素材を引き立たせる主義なのですとか!

 

確かに、ソースがあまりしょっぱくないんです!!

 

こうも味わってみると、

東京の、ドミニクブシェさんにでも、フレンチ食べに行ってみようかな、とも思う。

 

 

中盤、トーストを添えてくださいました。

 

 

もちろん、

オマールの余韻、

このソースをつけて食べてください、ということだそうです。

嬉しすぎる演出ではありませんか。

 

 

続いてはお肉、

国産牛サーロイン 100g です

実は、先のトーストを焼くタイミングで、ご提示いただいていました。

 

 

 

お肉もただ焼くだけではございません、

 

わざわざお部屋の電気を消しての、ファイヤーパフォーマンス!!

 

「スローで撮影するといいですよ」アドバイスまでいただきました。

 

ナナメ上を行きすぎるお店でございます。

 

 

途中、サラダが来ました。

 

お口直しですね!

 

 

そして完成!

 

あれ、お肉少ない?

 

いやいや!

 

3回に分けて焼いてくださるんですよ!!

 

大きなスライス3掛ける3回、

合計9切れ!

 

これだけお薬味を与えられて、

バリエーションが多すぎて悩ましすぎでした。

 

 

最後、

ガーリックライスです

 

追加料金生じましたが、これが大正解でした!!!

 

 

 

これも、ただのガーリックライスじゃないんですよ。

 

 

ガーリックライスは一部を鉄板に押しつけて、お焦げにするんです!!

 

 

動画でどうぞ。

 

 

完成品。

このお焦げ、

もう、美味しい予感しかしないですよね!?

 

 

赤だしと、来ました。

 

 

 

下層にご飯、ちゃんと入ってますからねw

残したガーリックチップをかけて楽しんじゃいます!

 

 

 

この後、

デザートまで、ぬかりなし!

フルーツのデクリネゾン

見て楽しい、食べて美味しい。

 

 

コーヒーに、お菓子もついて。

 

デザートも、こうして凝っているとめちゃくちゃ嬉しいですよね。

 

 

さて、ここまでで、すっかり気分よくなっちゃった私なのですが、

 

冒頭のお局のこと、どうするか…

 

考えた末、やはりこれはお店にご報告して帰ることとしました。

 

 

最後にレストラン部門のお偉方が来てくださって、

丁寧に話を聞いてくださいました。

 

その後、素晴らしい内容だったことも、

余すことなくお伝えし、

ブログの宣伝もして笑

 

大変有意義な会話をすることができまして。

 

 

そしてなんと最後、

 

お店の廊下の先

 

 

 

実は右に曲がると、こんな扉が!

 

 

この中、

 

お店自慢のワインセラーにご案内いただいちゃいました〜!

お店自慢のワインがずらり!!

こちらのカウンターで、

馴染みのお客さんを招いて、ワイン会を開催することもあるのだとか…!!

 

 

ワイン強くないですが、

馴染み客になってみたくなっちゃいました!

 

 

 

チーズワゴンがその出番を待つ姿も…

 

 

 

 

最初に出てきたお局ババアなぞ、気にならなくなってしまうくらい、

素晴らしい内容の鉄板焼き。

 

クレームとかこつけて、飲食部門のお偉方と有意義なお話をたくさんさせていただいちゃって、お名刺も交換し、

 

プライスレスに有意義な時間と引き換えられました。

 

 

 

普通にリピートしそうな予感しかないです。

 

次はカニとワインを楽しみたいですね!

 

 

公式ページはこちら、

 

 

 

 

 

音譜京都グルメ関連記事音譜

 

朝食

【京都の朝ごはん】モーニング(朝食)におすすめの4店 

《スマート珈琲店》モーニングにもランチにもオススメ❤︎ホットケーキセット 

【京都】《イノダコーヒ 本店》モーニングの「王道」と…!?

【京都 南禅寺】《瓢亭 別館》念願の「朝粥」いただいてきました〜

 

京割烹

【京都】《祇園にし》〜2018 秋の陣〜 食べログ4点台高得点☆驚異の6000円ランチ初お目見え 

【京都】《祇園にし》〜2019 秋の陣〜 一周まわって再び秋の味覚!今年は12000円コースで♪ 

【京都】《祇園にし》初のディナー/夕食! 〜2020 秋の陣〜 秋の味覚満載!15000円コース 

【京都】《祇園にし》〜2020 秋の陣〜 大将誕生祭!12000円ランチ

 

おばんざい

【京都 祇園】《花の》女将姉妹の暖かいおもてなしに何度も通いたくなるおばんざい屋さん

 

天ぷら

ザ・リッツ・カールトン京都《天麩羅 水暉》ミシュラン一つ星★ 京の食材満載ディナー

 【京都 祇園】《ぎをん 藤》リッツ・カールトン京都をミシュラン一つ星に導いたシェフの天ぷら

 

カフェ

《ラデュレ 京都 祇園店》ランチでここだけの限定メニュー!

《スマート珈琲店》モーニングにもランチにもオススメ❤︎ホットケーキセット 

【京都 嵐山カフェ情報】《アイトワ》常寂光寺に行かれる方はぜひ!

【京都 嵐山】《りらっくま茶房》和メニューにほっこり❤︎ 

 

イタリアン

【京都】《サンタ・マリア・ノヴェッラ・ティサネリーア》京都至上最強!?の京イタリアンディナー

 

和洋折衷

【京都 嵐山】《嵐野亭》渡月橋を眺めながらのランチ