NTTドコモで大規模な通信障害が
あったそうですね。
メロン農家さんが
通信障害で影響を受けたという話題を
テレビでやっていました。
その農家さんはスマート農業で
ビニールハウス内の環境や
メロンの生育度合いなどを機械で観測し
データの言うとおりに
メロンの管理をしているそうです。
今回の通信障害で
データが取れなかったため
メロンが全滅するかもしれないと
危惧していました。
🍈
そのニュースを見て
とても違和感を覚えました。
岩手にいる義母は農業をしています。
農家に生まれ、農家に嫁ぎ
何十年も農業をやり続けています。
義母は天気予報は見ますが
観測データなど使いません。
山を見て、空を見て、空気を感じて、
植物に触れて、井戸水に触れて
作業の適期を決めています。
近所の農家が田植えを始めても
少し様子を見ていたことがありました。
その後で気候が一旦後戻りして
植えたばかりの近所の苗がだめになり
田植えをし直していました。
近所の人が2回めの田植えをしているとき
義母は1回目の田植えをしていました。
何で分かったんですか？
と訊いても
何となく、まだ植えない方が良いと思った
と言うだけです。
長年、五感で感じ続け
自然に溶け込んでいる義母には
理屈ではなく
自然と分かるのだと思いました。
スマート農業も良いけれど
データだけに囚われず
五感を磨くことが大切だと思います。
これは医療にも共通します。
データしか見ないと
本当に大切なことを見逃します。
検査結果も大切ですが、
数値では表すことのできない
元気さ、目の輝き、毛艶、
食欲、食べっぷり、などなど
そういうものをきちんと見てほしいです。
検査結果のデータだけを見て
一喜一憂するのではなく
動物たちの表情や仕草を見てください。
検査するな！と
言っているのではありません。
検査することは大切です。
でも検査データだけに
振り回されないことはもっと大切です。
数値より大切なものが
表情や仕草に出ています。
それに気付く感性を
磨くようにしましょう。
簡単です。
よく見て、よく触れる
それだけです
皆さまが穏やかな
ほっこりした気持ちで過ごせるよう
祈っています
