2021年2月28日(日) 天気 晴れ

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前回,いかにも「障害の練習の続きをやる」みたいな感じで終わりましたが,本日は唐突に馬場馬術の練習を行いました(笑)。


基本的に「指導員さんの提案にはそのまま乗る」方針で乗馬を楽しんでいるので,久しぶりにドレッサージュ馬場へ(o^∇^o)ノ


指導員さん 「今日はA3の経路をやってみましょう。」


A3……馬場2級の試験がA2だったから,その上の経路になるのか。

今日のパートナーは,良い子の栗毛くんだった。
栗毛くんは,少しでも斜めに障害に入ると跳ばないので,障害のレッスンを行うと思っていたわたしは,「ああ今日は厳しいレッスンになるかもな~(>_<;)」と覚悟したのだけれど,馬場のレッスンを行うことになり,実はちょっとだけほっとした(´∀`;)
障害飛越の何が怖いって,馬がジャンプすることよりも障害前で急停止や急旋回することなんだよ。栗毛くんは軽くて反応のいい素晴らしいお馬さんだけれど,そういう意味ではとてもスリリングだ。

まずは準備運動。
常歩で歩かせ,次に速歩発進。軽い扶助ですぐ動く。
馬場だからと何となく正反動の速歩で乗っていたら,指導員さんに「軽速歩で動かしちゃっていいですよー」と言われる。
今日は障害じゃなくて馬場だからと鐙を長めにしていたのだけれど,軽速歩が何だかやりづらかった。障害のほうに慣れていると少々違和感を覚える。

手前を変えてもう一周。
常歩に戻して駈歩発進。
発進にはまったく苦労がないし,継続もしてくれる。

わあ,やっぱりきみはいいコ.。゚+.(*´∇`*)゚+.゚

実はこの日はクラブハウスの屋根の修理が行われており,作業の音が結構していたので,馬が怯えるのではないかと心配していたのだけれど,栗毛くんは動じていなかった。耳をその方向に向けもしないでスタスタと進んでいく。
……障害の角度にはうるさいのに,修理の音には動じないなんて,繊細なんだか鈍感なんだか,よく分からないわ。


準備運動の延長で馬場のレッスンに入り,速歩をしていたら指導員さんから指示が入った。
速歩で10mの巻き乗りをしてそのまま8の字を描いたり,駈歩で15mの輪乗りをしたり,駈歩で斜めに馬場に入り,中央少し前で常歩にして,3歩くらいしたら駈歩を発進し直したり。
言われた運動を,とりあえずやってみた。


指導員さん 「各ポイントはできてると思います (*'-'*)」


そっかぁ。これがA3の経路のポイントなのかぁ(。・ω・)


指導員さん 「では今から説明する経路を通してやってみましょう (^∀^)!

まず速歩で馬場に入場し中央で停止不動敬礼速歩を発進して左に曲がりHからFまで歩度を伸ばしながら斜め手前変換Aから中央に入ってBに向かって10mの巻き乗りそのまま反対方向のEに向かって10mの巻き乗りそのまま速歩を継続してCからMへそこからまたKに向かって歩度を伸ばしながら斜め手前変換Aからは常歩にしてFからHまで手綱を伸ばした常歩で進みますCで駈歩発進Bで15mの輪乗り駈歩を続けてKで斜めに馬場に入り中央前で常歩にして数歩で駈歩を出し直すこれをシンプルチェンジと言いますMから蹄跡に戻ってEで15mの輪乗りしてさらにFからHに向けても同じようにシンプルチェンジ駈歩を続けてFで10mの半巻きBからMまで反対駈歩MからCまで常歩Cで駈歩を出し直しKで半巻きEからHまで反対駈歩HからCまで速歩してCから駈歩発進MからFまで歩度を伸ばして駈歩のまま中央線に入り中央で停止不動敬礼で終了

……覚えましたか?」


小夏 「長っ!Σ((((゚д゚;))))」


1度で覚えられるわけがないので (´▽`;) 指導員さんに声かけしてもらいながら進むことにした。

それではスタート!
我が人生初のA3課目!

HからFへの斜め手前変換。歩度を伸ばす。
歩度は楽々伸びたけれど,速い速歩を正反動で乗ると,わたしが馬の上で跳ねしてしまう。
これはよくないなぁ。見た目にもカッコ悪いし。('д` ;)

更に中央線に入って,馬場中央で右に10mの巻き乗り。
中央に戻ったら今度は左に10mの巻き乗り。
8の字の状態。初めてやってみた(*´ェ`*)♪
面白かったけれど,円があまり綺麗でないのが自分でもわかった。

もう一度斜め手前変換。途中から常歩にして,さらに斜め手前変換。

C地点から駈歩発進。反応のいい馬なので特に問題なし。

Bで直径15mの輪乗り。
目分量で。馬場の短辺の4分の3の大きさの円を描く。
うーん……。これでいいのかな? ちょっといびつな感じがする。

駈歩を継続して斜め手前変換(斜め手前変換多くない!?)。
中央少し前で常歩にして,駈歩を出し直す(ここで手前が変わる)。
「シンプルチェンジ」という技なのだそうだ。

そのまま駈歩を継続。
E地点から左に15mの輪乗り。
もう,大体でしか円を描けない。上空からどうなっているのか見たい……。

もう一回斜め手前変換&シンプルチェンジ。

駈歩継続。Fから右に半巻きしてBからMまで反対駈歩。
最初は難しいだろうからと,FからMまで斜めに行ってもいいよと言われたけれど,頑張ってBで蹄跡に戻るように心がけた(そして意外とできた)。

Mから速歩にして,Cで駈歩発進。
馬が前に行きたがるので,速歩に抑えるが大変だった。
ちょっと手綱を緩めればすぐ駈歩になるので発進は難しくなかったけれど,しっかり速歩になっていない感じで(無理矢理手綱で抑え込んでいる感じがする),これ馬場馬術としては良い評価もらえない状態なんじゃないかなぁと,ちょっと心配する。

もう一回半巻きと反対駈歩をやって,Hから速歩。Cから駈歩。(距離短っ!)
MからFまで駈歩の歩度を伸ばす。

中央線に入って馬場中央で停止。
敬礼。


指導員さんの総評 「大体スムーズですね(^^)」


いつも最初は「大体」の荒削りの状態から始まる(^_^;)
まあ,これから,これから!

そしていくつかアドバイスをいただく。
課題はてんこ盛り。

①速歩の8の字の部分。
「無限のマーク(∞?)みたいに潰れているのはよくない」とのこと。
中央線で1回直線の上に重なるように回るとよい。

②馬場中央でのシンプルチェンジの部分。
常歩にならず速歩でチェンジしてしまい,注意を受ける。
しっかり常歩にしてから駈歩発進すること。

③駈歩で半巻きして反対手前で直線を走る部分。
右手前では上手くいって褒められたけれど,左手前で巻き乗りをした際に少し速歩になってしまい,駈歩を出し直した。ところがその際,正しい手前で発進してしまったため,「反対駈歩」の区間ができていなかった。
「馬は自然な手前になりがちなので意識して反対にする必要がある」とのこと。

④最後の駈歩で回って中央線に入る部分,めちゃ膨らんでほぼ円を描くような感じで中央線に入ってしまった。
先日の競技会での失敗と言い,わたしは最近馬のコントロールが外に膨らみ過ぎなので,ここは意識して直していきたい。


以上,A3課目の経路練習初日の様子でした(*・ω・)ノ



整理運動のために,手綱を伸ばして鐙も外し,馬場をうろうろを歩き回る。


小夏 「今日やった経路は……」

指導員さん 「A3ですね」

小夏 「馬場1級の試験の内容はまた別のものなんですか?」

指導員さん 「1級は……何だったかな」


※後で調べたら全乗振の馬場1級の試験内容はA3課目でした(´∀`;)


指導員さん 「ここはジャンプが専門ですし,2級があれば(日本馬術連盟の)B級(騎乗者資格)取れちゃうんで,1級の試験受ける人ってほとんどいないんですよね(^_^;)」

そうか……そういえば,このクラブで馬場1級の試験を受けている人って見たことないな。
L1とかならやってる人見たことあるけれど。

前の試験から1年以上経過しているし,こうしてせっかくA3の練習もするのだから,馬場1級目指してみようかなと,ぼんやり思った。


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