今年の大河ドラマ『どうする家康』の主人公はタイトル通り徳川家康。連日の宣伝で煽りに煽って（？）公開された『THE LEGEND & BUTTERFLY』の主人公は織田信長です。
豪華キャストも注目で、世の中は戦国から天下統一へ向かう時代が人気のようです。書店でも歴史コーナーは家康本で埋め尽くされています。
卑弥呼や神武天皇、せめて仁徳天皇あたりを主人公とした大河ドラマは制作できないのかと思うのは、私だけでしょうか？ どんな脚本にしても大量のクレームは間違いないでしょうが・・・。
そのような世相のなかですが、２月８日に『検証・新解釈・新説で魏志倭人伝の全文を読み解く～卑弥呼は熊本にいた！～』という新書本がワニブックスから発売されます。
内容は、魏志倭人伝の全文読解と邪馬台国熊本説の二本柱となっています。
２０００字弱の魏志倭人伝をさまざまな角度から解釈して、１８００年前の邪馬台国像を作り上げながら、卑弥呼の都のあった熊本にたどり着きます。
今回の表紙には、くまモンに登場願いました。
家康本の傍らでくまモンを見かけられましたら、ぜひお手にとっていただけますとうれしいです。
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『検証・新解釈・新説で魏志倭人伝の全文を読み解く～卑弥呼は熊本にいた！～』
序 章 「魏志倭人伝」とは
第一章 行程記事を読む（一）帯方郡～伊都国
【検証】狗邪韓国は倭の国か？ 韓の国か？
【新解釈】狗邪韓国への行程記事は具体的な経路なのか？
【検証】一里は何メートルなのか？
【新解釈】伊都国の「王」と女王国の「女王」の関係について
【新説】東南陸行の謎と梯儁報告書の地図
第二章 行程記事を読む（二）伊都国～邪馬台国
【検証】記事から推定できる奴国と不彌国の位置
【検証】放射説は成立するのか？
【新解釈】日数は「道里」ではない！
第三章 倭の習俗・産物記事を読む
【新解釈】倭人の自称した「大夫」と「太伯之後」
【検証】会稽東治と会稽東冶
【新説】邪馬台国の位置を見抜いたのは誰か？
第四章 女王国の統治体制・周辺国記事を読む
【検証】一大率から見る邪馬台国の位置
【検証】「倭奴国」から「女王国」へ
【検証】周辺国の位置関係
【検証】「女王国」と「邪馬台国」
【新解釈】「周旋」から見えてくるもの
第五章 魏との交渉史記事を読む
【検証】「壹与」か「臺与」か？
【新解釈】狗奴国は邪馬台国のライバルだったのか？
【検証】景初二年・景初三年問題
【新説】紀年銘鏡の製作経緯から考える景初二年説
第六章 論争の原点〈水行二十日〉〈水行十日陸行一月〉を考える
【新説】魏志倭人伝後世書き換え説
第七章 邪馬台国への一三〇〇里
【推理】邪馬台国への方程式３ｙ＋ｚ＝１３を解く
ワニブックスＰＬＵＳ新書／２０２３年２月８日発売
３６０ページ １，２００円＋税
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