今日はキスの日~「ラ・ラ・ランド」 | ネコ人間のつぶやき

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 今日5月23日はキスの日。毎年この日はキスにまつわる映画の名場面やアートをご紹介していますが、今年はミュージカル「ラ・ラ・ランド」(2016年)です。

 

"lala-l-jazzuality (3)" Photo by Jazzuality dot com

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 「ラ・ラ・ランド」は、ジャズピアニスト志望のセブ(ライアン・ゴズリング)と女優を目指すミア(エマ・ストーン)の恋物語です。


 物語の舞台となるロサンゼルスは夢追い人が集う街。

 

 でも、ほんの一握りの人間の夢が叶うのみ。

 

 だから、みんな奇跡が起きるくらいの僅かな可能性に挑んでいるんですね。

 

 夢が叶わず、燻り藻掻くセブとミアは似た者同士なんです。


 そんな2人が出会い惹かれ合う。


"lala-l-jazzuality (5)" Photo by Jazzuality dot com

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 奇跡と言えば「ラ・ラ・ランド」は、マジックアワーが印象的。


 ロサンゼルスの街を見おろす高台で2人が踊る「A Lovely Night」のシーンでは、実際のマジックアワーを背景に撮影されているそうです。

 

  あっという間にマジックアワーは終わって日が沈んでしまうので、撮影はたいへんだったことでしょう。

 

 マジックアワーとは、日が沈む寸前に訪れる美しい瞬間のこと。


 なので「奇跡が起きる瞬間」とも言われます。

 

 「ラ・ラ・ランド」は夢が叶うことと、運命のひとと出会い結ばれることをマジックアワーにかけていると思いますね。

 

 どちらも奇跡が起きること、ということでしょうか。

 

"lala-l-jazzuality (4)" Photo by Jazzuality dot com

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 いくつかキスシーンがありますが、印象的だったのは「もう一つのエンディング」のキスシーン。

 

 後悔と空想の世界でのキスなんです。

 

 「もしあの時、ああしていたなら」「もしあの時…」という後悔なんですね。

 

 デイミアン・チャゼル監督のジャズ愛と往年の映画愛に溢れる「ラ・ラ・ランド」は、夢追い人達の哀愁賛歌。

 

 そしてキスシーンも印象的な名作でした。