「クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男」(2019年) | ネコ人間のつぶやき

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 「クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男」(2019年)をご紹介します。


 

 タランティーノの人物像と作品の背景が分かるドキュメンタリー映画です。

 

 僕が最初に観たタランティーノ関連映画は、脚本を手掛けた「トゥルー・ロマンス」(トニー・スコット監督)。

 

 何度レンタルビデオで観たか分からないくらい物語に惹きこまれましたね。

 

 タランティーノが脚本と知らずに観て好きだったんです。

 

 で、その後、初監督作「レザボア・ドッグス」が超話題になり、観て衝撃を受けました。

 

 アートギャングという新たなジャンルを作ったタランティーノ。

 

 マドンナの「ライク・ア・ヴァージン」の歌詞を、いい年した男達がそれぞれ独自解釈してグダグダひたすら喋る、というオープニングから圧倒されました。

 

 従来なら無駄だから、とカットされる台詞まわしによって、キャラクターが生き生きとしてくるんですね。

 

 とにかくタランティーノは脚本が面白い。


 「クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男」を観ると、タランティーノが女性を理解していると評される理由や、人種差別はくだらない、といった彼の価値観の原点が理解出来ます。

 

 そして各作品を観れば分かりますが、タランティーノはロマンティストでもありますね。


 僕はタランティーノ作品の中では「ジャッキー・ブラウン」が一番好きです。

 

 サミュエル・L・ジャクソンも同じことを言っているのを観て妙に嬉しくなりました。


 自分が好きな映画を突き詰めたタランティーノは、映画からも愛されたんですね。

 

 タランティーノは宣言通り本当に10作品監督したら辞めちゃうみたいです。

 

 ちゃぶ台返ししてくれないかな?


 「クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男」は、タランティーノが好きな人、作品に興味がある人は必見ですよ。