近所にできたスーパーに、おそらく開店直後だからか、伊勢海老が売ってたんですよ。
生まれてこの方一度も伊勢海老を食べたことがなかったのと、なんかすっごい伊勢海老と目があってしまった気がしたので、親父に
「費用は出すから調理できる?」
とダメ元で相談してみたところ
「燕の巣とか一部調理過程が面倒くさいものと、うちのオーブンと鍋に入らないようなクソデカ食材じゃなかったらいいよ」
と丁寧で雑な許可を得たので、買ってきました。
生きてる状態のものを捌くところから見るのも初めての体験だったのですが、普段形式的に発言している「いただきます」「ごちそうさま」の意味が今更ながら実感できる経験となりました。
考えてみれば当たり前で、普段なかなか意識してないことではありますが、自分たちが生きていくために命をいただいているのだから「いただきます」なんですよね。
ごちそうさまはどういう意味なんだろうと調べてみたら、昔は食材を揃えるのが大変であり、馳走という言葉は食事を出してもてなすために奔走するという様子を現しており、やがて丁寧語の御と大変な思いをして食事を準備してくれた方への感謝を込めて様がついたそうです。
余談ですが、人生初の伊勢海老はとても美味しかったです。
刺し身とボイル(味噌汁)となったのですが、普通のエビとは全然違いました。
魚介のお味噌汁は良いものです。私の一番好きなお味噌汁はあら汁なんですよ。だから尚更。