人と関わっていると、


自分が欲しいけど持っていなくて相手が持っているものがあったり


相手が欲しがっているけどまだ手に入れていなくて自分は持っているものがあったりという状況にしばしば出会う。


全てを手に入れることはどれだけ努力しても無理かもしれないが、大切なのはそこではないと思っている。


自分にとって本当に大事なものを決めて手に入れているか、手に入れる為の努力をしているか、


そして手に入っても常にそれを持ち続けるために動けているかに何よりも価値がある。


自分はどうしようもなく色んなものが欠けていて、傍から見たら残念な人間と評価されるかもしれないけれど、それもどうでもいいこと。


自分が欲しくて欲しくて仕方ない何かに常に手をのばして掴むよう励んでいること、手に入れたら離れないよう努力し続けることができているなら、


その時間自分は本当の意味で「生きて」いて、

間違いなく幸福で満たされているのではないかと思う。


欠陥だらけの環境や状態では幸福になれないというのは幻想でしかない。


持たざる焦燥感に突き動かされて自分の心を震わせる何かに必死で手をのばし、掴み取った後もそれを持ち続けるために出来ることを全力ですることは、


それだけで充足感と生きる糧を得るに十分だと感じている。


自分が今ごくわずかしか掴んだり習得したりできていなくても、欲しいものをひとつひとつ得ようと足掻く様は美しいと感じる私は、

ある意味おめでたい脳をしていて

ある意味歪で

ある意味逞しく

ある意味とてつもない欠陥人間で


それでも幸せなのだから、

人生が面白くて

そんな穴だらけの自分でも

恵まれていると思ってしまう。


幸せは感じた者勝ちで、

追い続けること

そして持ち続けるために生きて

新たに欲しいものが見つかったら

さらに追い求める過程を

とても楽しんでいる。


(ただし特定の人を追い続けるのは推し活はいいけどストー○ーはダメよ)