4/17週振返り:コロナ後初の米実質金利プラス圏、米株急落

米10年債の実質金利が一時的にコロナ後初のプラス圏に突入しました。
米10年国債の実質利回りプラスに、2020年以来-0.02%まで上昇
ゴールドのように金利がつかないアセットでさえこれまで上昇してきたのは、実質金利がマイナス圏にとどまっていたことが大きいです。

金融緩和によるコロナからの経済復興、コロナによる生産・物流の混乱による供給不足、さらにはウクライナ侵攻が追い討ちをかけインフレが常態化しています。
経済に一時的に負荷をかけるとしてもインフレ退治が急務となっています。コロナ後のこの2年間は金融緩和のぬるま湯にどっぷりでしたが、いよいよ終焉のときです。米S&P500は4/21からの2営業日で4%超下げ、3月の底値まで下げても不思議でない状況です。

米経済の停滞局面は2022年後半以降といわれたりしてますが、はっきりした兆候がでる前から気にかけておきたいところです。
住宅関連ではローン金利高騰しているものの、需給要因、潤沢な家計資産、強い労働市場といった要因が緩衝材となっているようです。
コラム:米住宅市場に警戒信号、金利急上昇で販売急減リスク
コロナによる給付が終わりカードローン利用が増えているが、貸倒償却率は歴史的低水準で消費落ち込みは見られないとのことです。
米大手銀、クレジットカード利用額急増-懸念材料相次ぐも消費落ちず
今週から本格化している決算発表は軟調で株式市場の重しになっているようです。
米国株式市場=大幅安、軟調な企業決算や米利上げ観測が重し

口先介入しようとも指値オペを乱発しようとも円安に歯止めがかかりません。米株が下落したところで円建てでは上昇したりするので過度な心配をせずによくみて取り組んでいきます。

 

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