黒柴スポーツ新聞

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甲斐拓也の打順は2番か下位か〜ホークス、コロナ禍でオーダーに不安も…

甲斐拓也が2番を打つ構想があるらしい。甲斐は送りバンドができるし、悪くはない。ただし三振が多い(2021年はリーグワースト142)ので、打線にリズムが出ないのでは?というのがわが黒柴スポーツ新聞ので見立てである。ちなみに2021年、甲斐拓也は1試合だけ2番で先発したことがあった。

キャッチャーは見るからに守備が大変だから、その負担を減らす意味があるのか、下位を打つ印象だ。クリーンアップを打つのはよほど打力がある場合。古くは田淵がいて、阿部慎之助も500試合以上4番を打ったようだ。

で、2番キャッチャーっていたのかなと考えてすぐ脳裏をよぎった。「2番木俣が…」。燃えよドラゴンズ!の歌詞に木俣が2番を打っていたくだりがあったような…検索したら、ありました! 燃えよドラゴンズ!V2(1975年)で「2番木俣がマサカリパンチ」。初代燃えよドラゴンズ!では2番谷木が送りバントだから、木俣はどうやら強行策のようだ。木俣は打者としても優れており、1876安打、285本塁打。今のホークスなら松田宣浩くらいの成績か。これはキャッチャーをやりながらなので余計に素晴らしい。

甲斐拓也もパンチ力はあるのだが、いかんせん打率が高くない。そこで今、右打ちの習得に取り組んでいるそうだ。お手本はヤクルトの嶋。年代やリーグが違うからなせるわざだろうが、甲斐は嶋とトレーニングしている。昔は考えられなかっただろう。そこはひとまず置いておき、かつて3割を打ったことがあるという嶋のように、右打ちを意識することで球をよく見る効果もあるそうだ。右打ちがうまくなればたとえ凡退でも進塁打にはなりそうだから、2番もアリかもしれないがどうなるか。

甲斐は強肩で日本シリーズMVP、投手陣を引っ張って東京五輪で金メダルと、結果を残してきた。気が付けば年俸は2億1000万円だ。ディフェンス面ではそれに値するが、やはり打つ方をもう少し何とかしてもらいたい。ヤクルトの中村悠平のように両方頑張れたらリーグ優勝が近づくのだから。中村は下位のつなぎ役で貢献したが、甲斐は何番を打つのか。それによりホークスの打線の意味合いが分かるというものだ。藤本監督が甲斐を何番に据えるのか。非常に興味深い。…とここまで昼間書いたのだが、その後柳田悠岐松田宣浩のコロナ陽性報道に絶句。その前に中村晃や栗原も名前が出ており…ホークス大丈夫か⁉︎


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