こんにちは
ホリスティック獣医Saraです
皆さん、いかがお過ごしでしょうか
アメブロではお久しぶりですネ~
私のほうは、Clubhouse / Podcast / YouTube / Stand.fm などのさまざまな媒体のほうメインに活動していたため、ブログの文章を書く時間がなかなかとれず、かなりの不定期更新になってしまいましたが、ぜひ皆さんにとっても参考にしてもらえたら嬉しいです
Clubhouseではほぼ毎日どこかのRoomでお話をしています。
今までに開催してきたイベントはこんな感じです
獣医Sara先生が語る!ペットの最期の迎え方(安楽死についても)
生食・手作り食の注意点(メリット・デメリット両方を知ろう!)
犬猫はヴィーガンになれる?適切な食事について
ペットフードに含まれる添加物、どれに気をつけたら良い?
ジビエと動物福祉(鹿肉業者さんとコラボ)
これからの夏対策(どんな点に注意していったらよい?具体的に解説)
ただ、ちょっとここには書ききれないくらい・・
たくさんお話しさせてもらっています。
おかげさまで、フォロワー数も3,800人以上突破しました
ありがとうございます~
私が運営しているクラブ【ペットのホリスティックケア】のフォロワーさんも850人以上となっております^^
そして、7月17日(土)20時~は、Clubhouseの医療部屋クラブにて、犬猫栄養学スペシャリストの徳本一義先生に【良いペットフードとは?】というタイトルでお話をお伺いしました
さて、今回はペットフードの添加物についてお話ししていきたいと思います
実は先日、ClubhouseのエコロジカルドッグライフClubにて、ペットフードに含まれる添加物について、ゲストスピーカーとしてお話をさせてもらったところでした!
イギリスやヨーロッパにおける添加物の法律と日本との違いについて触れてお話もしていったのですが、添加物についてはどうしても添加物の名前とか言葉自体が難しかったりするので、分かりにくい点もあったかもしれません
ということで、今回は、ペットフードの添加物をどうやって見極めていったらいいのか?私が設けている簡単な基準について、お話ししていきます
まず添加物についてですが、
本ブログの読者さんはペットフードの添加物についてはあんまり良くないイメージを持っている方が多いのではないかなと思うのですが、いかがでしょうか
どれならOKとして、どれならダメとすればよいのか
全部をダメにしてしまうと、なかなか選べるものもなくなってしまうーー!
といったこともありますよね
なので、そのあたりの基準について、
皆さん、ぜひご自身のペットフードのパッケージを持ってきて、チェックしながら読んでみてください
原材料のところを見ていき、当てはまっている項目がありましたら、ぜひ見直してみることをお勧めします
まず、私が設けている基準としては、確実に発がん性が認められているものを含んでいるのは避けたほうが良いという点ですよね
それが何か?
いいますと、
やっぱり1番は、BHA、ブチルヒドロキシアニソールです
意外なことに、療法食にも入っていたりするのですが・・・
これはかなりの強力な酸化防止剤で、保存のためによく利用されているんですね。
BHAのほうは国際がん研究機関(IARC)のほうで人に対する発がん性がおそらくあるということで、グループ2Bに分類されています。
国際がん研究機関(IARC)のほうで発がん性ありに分類されるということは、データとしても1つだけではないんですね・・
発がん性が疑われるようなデータがかなりの量として集まらないと指定されないので、やっぱりそれなりの証拠があるのです・・
注意したほうが良いと、私は考えています。
似たような物質として、BHT、ブチルヒドロキシトルエンと呼ばれるものもあるんですけれど、こちらのほうは国際がん研究機関のほうでは発がん性ありに指定されていません。
ただし、ラットの実験などで大量に与えると発がん性・とくに肝臓に対する発がん性が見られたという研究結果が出ているので、人のほうでは量の基準が低めに設定されています。
なので、一応気をつけたほうが良いです
2つめは・・・
ソルビン酸
ですね
これは、じつはちょっとグレーなところもあるんですが、発がん性が疑われる成分にはなります。
確実に黒ではないけれども、要注意・・
添加物となると、それぞれの単味の成分として問題になるかどうかといった調査がされていますけれども、ペットフードを作る場合は、全て全部混ぜますよね。
そこで、たとえばソルビン酸カリウムといった添加物に関しては、ビタミンCや鉄と一緒に与えるとDNAを傷つけることが分かっています。
DNAを傷つける、というとイメージしにくいかもしれないんですが、例えばレントゲン撮影を受けたときに放射線を浴びて遺伝子が傷つく、といったようなことを想像してみていただくと分かりやすいのではないかなと思います。
原発事故の場合でも放射線を大量に浴びることでDNAがダメージを受けるんですよね
それと同じようなことが細胞レベルで起こるということです。
とくにソルビン酸に関しては、人の場合では白血球がダメージを受けるといったことも報告されています
なので添加物って、そのもの単味では問題がなくても、ペットフードを作る際に他の成分を混ざったときとか、カラダのなかに入った時に構造が変わって、そこから発がん物質になることもあるんですね。
そういったちょっと複雑なこともあるので、ソルビン酸に関しても、そのもの単味としては大きな問題を起こさなくても、カラダの中に入ったときに問題になる可能性があると思います
あとは3つめ、
合成着色料です。
これ、ワンちゃんよりも猫ちゃん用のフードでよーく利用されています
もう、ドライフードを見ただけでも分かりますよね
赤色とか黄色、緑色の粒が混ざっていたりすると思うんですよね・・
こういった色って、猫ちゃん本人にとって必要なのでしょうか
猫ちゃんは目が悪いので、色が鮮やかだからといって、食欲がそそられるということはまずないです
ペットフードを食べるとき、まず鼻で匂いをかいでいますし、目の位置からして、近距離の動いていない物体って見づらいんですね。
ペットフード会社は飼い主さんの特性をよーく見ています
どんなパッケージにしたら売れるのか?とか、どんな色とか見た目だったらもっと売れるのか?そういった視点で商品開発をしているんですね
テレビのCMでも大ヒットしている商品もありますよね
ゼリー状の商品とか・・・
でも、気をつけてください
あれの中身、殆どが添加物です
(主成分が添加物といってもいいくらい・・)
みんな使っているから、売れているから良い商品とは全く限らないことなのです。
商品を見極める目を持ちましょう~
とくに赤色40号・黄色5号・黄色6号・赤色102号などといった合成の着色料には気をつけてください。
今あげた着色料については、イギリスでは全て禁止です
発がん性に指定されているものもあるし、その他に、子供に与えると注意散漫になったり行動が異常に活発になるようないわゆる多動症・多動性障害・ADHDと呼ばれるような症状がみられる、ということが報告されています(1)
こういった着色料は、ドッグフードにもいまだに見られますし、日本で販売されている人気なキャットフードによーく入れられています
飼い主さんご自身が賢くなって、より良い商品を選んでいけるようになりましょう~
今回は添加物についてお話ししていきました
かなり前ですが、スライドつきでYouTube動画も公開したことがあります。
こちらも参考にしてみてください
◆ペットフードの添加物をチェックしてみよう!発がん性は?代表的な添加物の種類3つについて解説!
それではまたお会いしましょう
ホリスティック獣医Saraでした
こちらの音声も合わせて参考にしてみてくださいネ~ ❗
(もう少しで300本目になります~^^)
#283. 治療を始めるタイミングは? はやく開始するべき理由
参考にしていただければ幸いです
それではまた
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